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皆さんこんにちは、hossieです。
昨年まで名古屋・愛知特派員を務めていましたが、東京に異動になったこともあり、2022年11月から東京特派員となりました。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
本日、東京版の記事第1号としてご紹介するのは、日本橋にある和菓子店「ときわ木」さんです。
「ときわ木」さんは明治43年創業の老舗和菓子店で、クオリティの高い上生菓子を提供するお店として、食通の間では有名なお店です。
この日は奥様に取材をお受けいただきました。
伺った際に店名(ときわ木)の由来を伺いましたが、「常緑樹で常に緑色で、若々しくいつまでも栄える」と言った意味で名付けられたそうです。
「ときわ木」さんの看板商品である「若紫」は、一部ネット情報では「年に3日(3、9、12月の第2土曜)しか予約を受付けない」と紹介されていますが、正確には「年に3回、予約受付を開始する日が決まっている」ということです。
私は10月の下旬に予約の電話を入れましたが、翌週の受取りで予約を受けていただきました。
「ときわ木」さんの店舗は、昭和通りと首都高に挟まれた静かな裏通りにあります。
日本橋駅から程近い所にありますが、都会の喧騒を感じさせることのない、静かな通りにひっそりと佇んでいます。
「ときわ木」さんに一歩入って「えっ!?」と思ったのは、御菓子を全く置いていなかったことです。
そう、「ときわ木」さんでは、木箱に入った御菓子をお店の中から持ってきて、その中にある御菓子を見せてくれるのです。
「こういうスタイルは珍しいと思います」と奥様は仰っていましたが、私もそう思います。
箱の中には美味しそうな上生菓子が並んでいました。
「若紫」と如何にも美味しそうだった生菓子「黒まんじゅう」を購入し、自宅に持ち帰りました。
期待に胸を躍らせて「若紫」をいただきましたが、衝撃の美味しさでした。
原材料は、小豆・手亡(白いんげん)・砂糖のみですが、今までに食べたことのない食感でした。
何と表現してよいか分からない食感なのですが、とにかく無茶苦茶に美味しいです。
かなり甘いので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、干菓子が好きな人なら間違いなく美味しいと感じる御菓子だと思います。
お茶の先生がよく買い求めに来ると言われていましたが、兜町に近いと言うこともあって、証券マンが得意先に持参することも多いようです。
「若紫」は入手が困難なようで、幻の御菓子ともいわれています。
その理由は、和菓子職人を雇わず、社長一人で全ての工程を切り盛りしており、沢山の御菓子を作れないからだそうです。
「幻と言われるからこそ食べてみたい!」そう思われる方も多いと思います。
日本の伝統文化、和菓子作りの粋を極めたとも思えるこのお菓子を、多くの方に味わってもらいたいと私も思います。
ご興味のある方は、是非電話をしてみて下さい。案外あっさりと予約できるかもしれません。
末筆ながら、取材をお受けいただいた奥様にこの場を借りて御礼申し上げます。
有難うございました。
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