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小笠原諸島の夏が終わり、本土も本格的に寒くなり、きらびやかなクリスマスムードが漂い始めるこの時期にサンタクロースよりも一足早く島を訪れるモノがいます。
オナガミズナギドリという海鳥です。
春に小笠原諸島へ飛来したオナガミズナギドリは夏に子育てをし、成長した若い鳥たちがそろそろ巣立つ季節を迎えています。
風に乗ったオナガミズナギドリが人の住む島に飛ばされてくると、街灯などの強い光に誘因されて建物にぶつかり飛び立てなくなることがあります。
そのままだとノネコに襲われたり、交通事故に合うことが多いため島のNPO団体などが保護をしています。また巣立ちの時期には、一部の建物の明かりを消すことで衝突事故が少しでも減るよう取り組んでいます。
港の前を彩るクリスマスイルミネーションも、毎年オナガミズナギドリの巣立ちが終わってから点灯されます。
これから1~2週間は夜、動けなくなったオナガミズナギドリを見かけることがあるかもしれません。運転の際はゆっくりと走るようお願いします。もしも見かけたら触らずに保護活動をしているNPO法人小笠原自然文化研究所まで連絡をお願いします。
【感染症対策にご協力ください】
おがさわら丸ご乗船前のPCR検査受検や船内・島内での感染症を引き続きお願いします。