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札幌の東にある今最も注目を集める副都心「新さっぽろ」に、ひと際高くそびえる建物があります。それが「ホテルエミシア札幌」。31階にある「スカイレストラン ハレアス」の美味しく感動の中にも、最後は切ない(?)グルメランチブッフェをご紹介します。
目次
今、札幌のなかでも注目を集めている進化中の街、新さっぽろ。
そのランドマークとしても知られるのが「ホテルエミシア札幌」です。
地下鉄東西線「新さっぽろ駅」9番出口を出ると道路を挟んで向かい側にあるホテルです。
ランドマークといわれる地上100メートル以上のタワーは、まさに新さっぽろの街のシンボルですが、その31階にあるのが「スカイレストラン ハレアス」です。
「スカイレストラン ハレアスのちょっぴり贅沢なご褒美ランチをご紹介します。
"スカイレストラン"という名前の通り、空に近いレストランが「スカイレストラン ハレアス」です。
ホテルエミシア札幌の31階にあり、その高さは地上115メートルにもなるそう。
1階からエレベーターにのり、ぐぐっと上昇する重力を感じながら、期待に胸を膨らませて到着した地上から115メートルの31階。
エレベーターを降り、ハレアスのエントランスに目を向けると、入り口越しに眺望が見えていました。
中に入ると、目の前に並ぶブッフェボードと大きな窓。
テーブルはすべて窓際にあり、どの席に座っても地上31階の眺望を楽しめる配置です。
常時70種類ものメニューが並ぶというランチブッフェを早速チェック。
"北海道グルメ"といって"海鮮"を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
そんな思いにこたえるメニューが手巻き寿司ができる海鮮メニューです。
写真に写っているのはタラコ、サーモン、烏賊そうめん。
ほかにもまぐろのたたきや辛子明太子など、手巻き寿司にも、ご飯のお供にもおいしいラインアップです。
海鮮ネタのほか手巻き寿司用の海苔、大葉やネギ、ガリ、北海道やまわさび醤油漬けなどの薬味も充実しています。
北海道グルメの定番といえばラーメン。
特にランチに食べたくなるメニューの代表格でもあります。
ハレアスのランチブッフェラーメンは、"札幌味噌ラーメン"にこだわり、中国料理シェフが自家製豆板醤やショウガ・ニンニクなどの薬味と合わせて作った特製の味わい深い味噌ラーメンスープでラーメンを堪能できます。
ブッフェボードには熱々のお湯が用意され、小鉢に入った麺を自分で備え付けの"てぼ"に入れて湯がきます。
そしてあこがれ(?)の"湯切り"をし、ラーメン小鉢に戻して特性味噌ラーメンスープを注ぎます。
そこにネギやワカメ、ゴマなどの薬味をお好みの量だけトッピングして出来上がり!
さらにおすすめのハレアス北海道グルメは、カレー。
現在、ハレアスのランチブッフェでは「エゾシカカレー」と本格「薬膳カレー」の2種類が食べられます。
特に「エゾシカカレー」は、朝食ブッフェで提供していたところ、「ランチメニューでも食べたい」という要望が強く、ランチブッフェのメニューに加えたそうです。
エゾシカはジビエとして知られていますが、脂肪分が少なく、実際はクセがあまりなく食べられる点も特徴です。そしておいしいだけではなく、健康食材としても注目されており、鉄分やビタミンB2を多く含み、高たんぱく・低脂肪な知る人ぞ知る究極の北海道グルメともいえます。
ミンチ状のエゾシカ肉が入った「エゾシカカレー」は、食べてみると香ばしいスパイシーカレー。
ランチにも食べたい、と要望が多い理由がわかります。
定番の人気メニューに加え、期間限定のレストランおすすめグルメもあります。
この日の期間限定メニューは、「ローストビーフ」と「黒トリュフのでゅくせると茸のクリームパスタ」でした。
ローストビーフは、今やよく聞かれるお料理のひとつですが、とはいえ、おいしいローストビーフに頻繁にお目にかかれるわけではありません。
そのローストビーフが、ハレアスのランチブッフェに美しく並んでいました(2022年12月19日まで)。
野菜のトッピングも彩り鮮やかで、グレイビーソース(肉汁を使ったソース)がかかっています。
お肉の色を見るだけでもやわらかな肉質とグレイビーソースの味わいが伝わってきそうなローストビーフです。
もうひとつのレストランおすすめの期間限定メニュー「黒トリュフのデュクセルと茸のクリームパスタ」は、名前を聞くだけでおいしそうですが、いただく前から楽しめるメニューでした。
オープンライブキッチンでは、まさに「黒トリュフのデュクセルと茸のクリームパスタ」を作っている真っ最中。
トリュフの香りが辺りに漂い、ただごとではない雰囲気です。
手際よく食材を入れ、火入れをしながらクリームソースをどんどん煮詰めていくシェフの姿にも見惚れます。
この香りとフライパンの中から聞こえる音は、間違いなくおいしいに違いない、と五感で楽しめるパスタ。
できあがったパスタのブッフェボードには、ひと際多くの方が並んでいました。
幸せな香りに引き寄せられたに違いありません。
黒トリュフを使った贅沢なオトナな茸クリームパスタは、ぜひ食べたいひと品です(2022年12月31日まで)。
すべてをご紹介したいほど、見ても食べてもワクワクするブッフェメニューですが、なかでも印象的だったメニューをいくつかご紹介します。
北海道を代表する野菜といえば、ホクホクしたジャガイモやタマネギが名産です。
タマネギは北見エリアが生産地として有名ですが、実は札幌市内の丘珠エリアを中心にタマネギを栽培しており、なかでも幻の玉ねぎとして知られるタマネギが「札幌黄」。
これをグリルした「札幌黄のオーブン焼き」がブッフェボードに並んでいました。
札幌黄本来のやさしい甘さを味わえるオーブン焼きはおすすめです。
そのまま食べてもおいしいジャガイモ、ときにはケチャップをたっぷりつけて食べたいオニオンフライなど、楽しく北海道の畑の味覚代表もはずせないメニューです。
新鮮野菜のサラダブッフェは、ホテルならではの選べるドレッシングがなんと6種類。
オリジナルの自家製ピクルスと一緒にさまざまなドレッシングで野菜をたっぷりいただけるのもブッフェの大きな魅力です。
発酵バターたっぷりのクロワッサン!
見ているだけでも幸せな気持ちになるのがクロワッサンの香ばしい香りとこんがりとした焼き色です。
こだわりは、生地に練りこんだバターにあるそう。
フランス産の高級発酵バター「シャラント・ポワトゥーバター」を使用し、クロワッサンの醍醐味、バターの風味をしっかり楽しめるクロワッサン。パン好きの方にもおすすめのパンコーナーです。
どちらのお料理も食べたいのはやまやまですが、種類が多く、すべてをいただくことは到底不可能です。
そのなかで、直感的に食べたいと思ったお料理を選んでいくと、気をつけてはいたものの、最後はやはり大盛りになってしまいました。
こちらは手巻き用和食メニュー。
ごはんは酢飯も用意され、本格的な手巻き寿司です。
サーモン、烏賊そうめん、たらこ、イカ墨塩辛、まぐろのたたきなど。
大葉と酢飯がより本格的な手巻き寿司感を演出してくれます。
お好みで、オリジナル海鮮丼ぶりにも変身。
こちらは洋食メニューです。
ローストビーフや黒トリュフデュクセルと茸のクリームパスタのほか、個人的に大好きなラザニア、そして札幌黄のグリルも。
グレイビーソースがかかったローストビーフも味と香りがしっかり詰まったクリームパスタも、噂通り美味でした。
サラダもしっかりといただき、特に野菜の食感を存分に楽しめる大ぶりのピクルスがおいしかったです。
パンには3種類のバターをのせて欲張りモードで。
そしてドリンクもおすすめです。
ドイツ生まれのサプリメント・ドリンク2種類と黒須とザクロのビネガードリンクなどがあり、スッキリとおいしく、体がリフレッシュするドリンクで、おかわりしてしまいました。
ハレアスの入り口を入ると、すぐに絶景に目を奪われるのですが、その光景を最も堪能したのは、デザートタイムでした。
遠くまで見渡せる眺望は、気持ちが晴れ晴れとしてくる爽快感が味わえます。
この日は雪が降ったり、曇ったり、晴れ間が見えたりとお天気は目まぐるしく変わったのですが、写真の左側、札幌市の西方面では雪雲が低く垂れこめ、雪が降っています。
そして街並みだけではなく、雪雲が近づいては雪が降り、また離れては晴れ間が見える光景を間近に見られるのもハレアスの特別メニューのひとつかもしれません。
とはいえ、「ホテルエミシア札幌」からの夜景は、やはり息を飲む美しさ。
こちらの写真は、以前、ホテルエミシア札幌の27階の客室に宿泊したときの夜景です。
今回は、ランチブッフェを堪能しましたが、夜にはハレアスからも夜景を楽しめるので、ディナータイムもおすすめです。
欲張っていただいたランチブッフェの最後は、窓からの眺望を堪能しながらスイーツで閉めました。
いちごのシュークリームや抹茶のわらび餅など、別腹でいただけるスイーツもおいしく、デザートタイムはまたの機会にバージョンアップでリベンジしたいとも思いました。
豊富なバリエーションのブッフェランチメニューは、1度ではすべての食べてみたいメニューを制覇できず、もう少しここで過ごせたら、と最後はちょっぴり切ない気持ちになるほどですが、その分、また来たい、と思う満足感もいっぱいです。
ハレアスのランチブッフェは、新千歳空港から札幌中心部へ、また、札幌中心部から新千歳空港へ向かう際にもJRや地下鉄に乗り換えの際にも利用しやすいと思います。
満席になる場合もあるので、ぜひ予約をしてからお出かけください。