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前々回1月15日に、赤磐市の『神代の時代から伝わる「石上布都魂(いそのかみふつみたま)神社」』をアップしました。その時に古事記や日本書紀などに登場する素盞嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したお話しを書きました。
八岐大蛇を退治した素戔嗚尊が、血に染まった神剣、蛇之麁正(おろちのあらまさ)についた血を洗い流し、身を清めた滝が「石上布都魂神社」から数㌔離れた場所にあります。この滝の名前を「血洗いの滝」といいます。
滝は中国自然歩道沿いにあり、冬でも鬱蒼とした木立に囲まれていました。周りには民家もなく、神話の世界観が漂います。看板の表示を確認しながら滝山川へ降りて行きます。
苔むした鳥居が見えてきました。
鳥居をくぐり抜けると奥に滝が見えています。傍らには、少し傾き今にも崩れ落ちてしまいそうな瀧神社もありました。
遊歩道を歩いて滝に近づいてみます。高さ11㍍ほどの滝で、さらに上にもう一段の滝があるとそうです。私が行った日は滝つぼの深さも浅く、禊(みそぎ)がしやすそうでした。この神聖な滝は、今は若い人からパワースポットとして人気があるようです。
滝からあがり、中国自然遊歩道を歩いて帰る途中、木々の梢に阻まれてあまりよくは見えませんが、下に滝が見えました。流れ落ちる角度と遊歩道の高さから、もしかしたら、この滝が上の段の滝かもしれません。