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「洞爺湖」や「洞爺湖温泉」で有名な北海道・洞爺湖町。自然豊かな洞爺湖町には、絶景とおいしいジェラートで知られるお店があります。洞爺湖町、レークヒル・ファームのジェラートショップに行きました。
目次
新千歳空港から車で約1時間20分の洞爺湖湖畔にある洞爺湖温泉街から、車で8分ほどの高台にあるレークヒル・ファームは、乳牛を飼っている牧場です。その牧場で飼育する牛から生産する新鮮な牛乳を使い、さらに地元の素材にこだわって作ったジェラートが、「レークヒル・ファーム」のジェラートショップです。
蝦夷富士と呼ばれることもある羊蹄山を臨むレークヒル・ファームの敷地は広大で、冬は真っ青な空と真っ白な雪原を見渡すことができる牧場にあり、カフェショップ(2023年1月現在、カフェショップのみ2月末まで休業)も併設しています。
国道230号線沿い、ホルスタインの看板とミルクタンクが目印です。
牧場で毎朝搾乳する新鮮な牛乳を使って作る自家製「まきばのジェラート」は、地元で栽培したフルーツや野菜を使っているそうで、毎日、なんと20種類ものフレーバーがショップのショーケースに並びます。
その内容もファームならではのオリジナルなフレーバーがたくさんあります。
例えば、メニューのラインアップは、ショップで1番人気の濃厚ミルク味「ホワイトクリーム」や「バニラ」などの定番をはじめ、フルーツを使ったジェラートは、洞爺湖町産ブルーベリーを使った「ブルーベリーみるく」、近隣のイチゴの生産で有名な豊浦町産イチゴのジャムを使った「ミルフィーユ」。「リンゴシャーベット」もあります。
個人的にはフルーツ以上に興味津々だったのは、野菜を使ったジェラートです。
洞爺湖町産「かぼちゃ」、レイクヒル・ファーム産「スイートコーン」、洞爺湖町産「白花豆」など、野菜の甘さを活かしたジェラートが目を引きます。
「まきばのジェラート」は、どのジェラートもシングルが330円、ダブルは420円。最初にレジでシングルかダブルかで会計を済ませ、ショーケース前に並んでジェラートを注文します。
また、コーンとカップ、どちらかを選べます。
食べてみたいジェラートばかりですが、この日は「赤シソシャーベット」を!
洞爺湖町の特産品のひとつに"赤しそ"があり、北海道での赤しそ生産は洞爺湖町が最も多いそう。
こちらの赤シソシャーベットは、洞爺湖町産赤しそのジュースを使って作ったシャーベットで、洞爺湖町オリジナルシャーベットだそうです。
赤シソシャーベットは初めて食べましたが、赤しその香りはほんのりし、鮮やかな味わい。
シャーベットなのでよりみずみずしく、北海道の乾燥した冬に乾いた喉をしっかり潤してくれます。
道産子は冬でもアイスをよく食べますが、今回は澄んだ空気の屋外でいただきました。
外はマイナスの気温。もちろん寒いのですが、赤シソシャーベットの甘酸っぱい味が体全体を潤してくれるような感覚に美味しさもひとしお。
チリチリとした北海道らしい乾いた寒さとシャーベットをひとしきり堪能したら、ショップや車に戻り、温まりながら残りのアイスを楽しみます。
レークヒル・ファームは、おいしいジェラートはもちろんですが、絶景スポットとしても知られています。
こちらは、ジェラートショップとカフェショップの大きな窓から見える風景です。
この写真のちょうど真ん中あたり、この写真では雲が立ち込めているのですが、実は羊蹄山が雲隠れしています(わずかに山すそが見えています)。
この日も車でレークヒル・ファームに向かっているときには羊蹄山が見えていたのですが、ほんの少し間に雲がどんどん低く垂れこめてしまいました。
とはいえ、朝の澄んだ空気と広い空と雪原。
札幌から訪れると、すべてが広々としてとても気持ちがよいです。
こちらはレークヒル・ファーム近隣(国道230号沿い)で見た景色です。
霧氷や樹氷に覆われた樹と空、常緑樹と雪原のコントラストが印象的な風景があちこちに広がり、特に冷え込んだ朝や雪が降ったあとには、想像もしていないような冬ならではの絶景が広がっています。
レークヒル・ファームのジェラートショップでは、ジェラートのほかにレークヒル・ファームオリジナルの商品を販売しています。
いずれもレークヒル・ファーム産のミルクやフルーツなどを使った商品で、プリンやチーズのほか、手軽に持ち運びやすいジャムやクッキーなどもあるので、お土産にもぴったりです。
北海道の観光地では、冬期はアイスの販売をお休みしているところも多いですが、レイクヒル・ファームは通年で営業しているので、洞爺湖町、洞爺湖温泉を訪れる際は、ぜひレイクヒル・ファームのジェラート、シャーベットを北海道らしい景色を見ながら楽しんでください。