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こんにちは!大阪特派員のあんこです。去年は日本一大きな湖・琵琶湖をよく巡っていました。特に乗り物好きなので、琵琶湖汽船のクルーズ船にも何度か乗りました。今回ご案内するのは、琵琶湖北部に浮かぶ竹生島です。琵琶湖では沖島に次いで、2番目に大きい島です。日本三大弁財天の一つ、宝厳寺や都久夫須麻神社があり、寺社の他にも、国宝に指定されている「唐門」や重要文化財の「観音堂」、2000年に350年ぶりに復元された「三重塔」など歴史的価値の高い建築物が数多く残っている島です。
琵琶湖汽船の竹生島行は、長浜港、今津港から出ています。琵琶湖横断航路もありますが、今回は今津港から竹生島を往復しました。今津港はJR西日本湖西線近江今津駅から徒歩5分の所にあります。
ちなみに彦根からは、近江鉄道グループのオ–ミマリンが就航しています。
前のモニターでは、竹生島の案内や琵琶湖に浮かぶし島についての案内もあります。下準備ができますね。
水しぶきを上げ、進むクルーズ船。身体中で琵琶湖を感じる事ができます。暖かい季節は心地よい風が吹き抜けていきます。冬は寒いですね…。
屋根があります。Biwako フリーWi-Fiも。ドリンクの自動販売機も設置されています。
今津港から約25分、もう直ぐ着岸です。古より神様が住む島と言われ、島全体が神秘的な空気に包まれています。パワースポットとしても有名です。上陸時間は75~85分間です。船内で案内がありますので、必ずご確認下さい。
竹生島に上陸すると歌碑『琵琶湖周航の歌』が出迎えてくれます。
琵琶湖や周辺地域を題材とした、滋賀県のご当地ソングとなっています。
100年以上歌い続けられている学生歌であり、加藤登紀子氏のカバー曲が大ヒットしました。
1番〜6番まで、歌詞の舞台になっている地域にそれぞれの歌碑が設置されています。
竹生島が登場するのは4番です。
♪瑠璃(るり)の花園 珊瑚(さんご)の宮
古い伝えの 竹生島(ちくぶじま)
仏の御手(みて)に 抱(いだ)かれて
眠れ乙女子 やすらけく♪
ただ、瑠璃は日本では産出されず、珊瑚は海に育つ生物で琵琶湖には生息しないというオチがありました。
現在も京都大学ボート部の部員によって『琵琶湖周航の歌』は
歌い継がれているそうです。
船着き場から宝厳寺の本堂に続く165段の急な石段は「祈りの階段」と呼ばれています。入口横に拝観券の券売機が設置されていますので、お買い求めの上、お進みください。
祈りの階段を登り切った所にある宝厳寺の本堂です。大弁才天を祀っています。ご本尊の大弁才天は、江ノ島・宮島と並ぶ「日本三大弁才天」の一つです
1484年に建てられた、お釈迦様の遺骨を納めた仏舎利塔をかたどった三重塔、しかし、江戸時代初期に落雷により焼失、「阿部権守」の絵図を元に、2000年に約350年ぶりに再建されたそうです。塔の高さ、15.5m、一辺は約3.2m、古来の工法や装飾が忠実に再現されているそうです。
西国第30番札所。京都東山の豊国廟の極楽門を移築。豪華絢爛な桃山様式の美しい彫刻や鮮やかな文様が残されています。2013年度より実施されていた、「唐門」「観音堂」「舟廊下(渡廊)」の檜皮屋根の葺き替えや彩色・漆塗りの塗り直しはじめ、修復保存事業は2020年春に完了、とても鮮やかな美しい姿で出迎えてくれます。
観音堂から都久夫須麻神社に続く舟廊下です。桃山様式で、 舟廊下は朝鮮出兵時、豊臣秀吉のご座船として作られた日本丸の船櫓を利用して作られたところから、その名がついているそうです。
豊臣秀吉が寄進した伏見桃山城の束力使殿を移転したものだそうです。
竜神拝所ではかわらけ投げができます。
厄除けかわらけを宮崎鳥居へと投げ、投げたかわらけが鳥居をくぐれば、願い事が成就するとも言われているそうです。
他も見どころ満載の竹生島です。
竹生島は神様と仏様だけが住める聖地です。寺社や土産物関係者も「通い」だそうです。竹生島に着岸した時に、沢山、舟があるとは思っていましたが、通いの舟だったのですね。
パワースポット「竹生島」は階段も多い島でした。しかし、心惹かれる島でもあります。次回は長浜港から琵琶湖汽船のクルーズ船に乗ってみたいです。
船着き場近くに売店が並んでいます。その一角にあるカフェでクルーズ船が来るまで一服。竹生島名物「近江牛まん」が人気のお店です。
パリッとした食感のアイスモナカ。高級和菓子に使われる滋賀羽二重もち米を使用したモナカです。注文後、作ってくれるので、サクサク食感でおすすめです。
少しでも次の旅の参考になれば嬉しいです。