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【岡山】おおらかな子授けの神さま「金勢大明神」 ~赤磐市旧吉井町~

mami

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岡山特派員

更新日
2023年2月13日
公開日
2023年2月13日
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赤磐市には*(足王神社)*など、ユニークなパワースポットが点在しています。今回ご紹介する「金勢大明神」も昔から集落の重要な役割をしめ、脈々と伝わっているようなインパクトのある神社でした。

「由緒深い珍宝子の神様」
子授けの神さまの神社とはいえ
ちょっと、ふざけすぎでは?と思ったんですが…この看板に夫は大うけ…。

このような赤磐市教育委員会によって建てられた看板もあり…といっても、赤磐市が誕生したのは平成17年で、吉井町時代の看板に上書きされたものだと思います。

ここは「歌垣」が盛んだったと書かれていますが、この場所は旧吉井町の中でも大変山深い場所です。地図を見るとここは旧吉井町と久米南町の境になります。歌垣を開催する場所のひとつに、境界性を帯びた地が含まれるというので、二つの地域の境にあたるこの地が交通の要衝だったのでしょうか。
帰って調べてみると面白いことに、赤磐市と久米南町両方の観光サイトにこの金勢大明神が掲載され、それぞれに赤磐市、久米南町の住所がありました。境内自体が境界の上にまたがっているのかもしれませんね。

少し山道を登っていきます。
子授けだけでなく夜尿症やおねしょ、腰から下の病気にもご利益があるそうです。
「金勢神」は男根の形をした御神体を祀った神の一柱で、豊穣や生産に結びつく生殖器崇拝から始まったそうです。

参道わきに佇む苔むした石像にこれまたビックリ!
ここを知るきっかけになった赤磐市のパンフレットに、”お笑い界の大御所に似ている”とありましたが
マスクをかけているのでよくわかりませんが…北野監督?

この写真には”モザイク”が必須?と思いましたが、パンフレットには、もっと大胆な構図で載っていたので
あえて、そのまま。おおらかに。

夫は「この石像は横から撮るべきだ。」と言っていましたが…。(笑)

境内では朱竹観音菩薩が迎えてくれました。
左手に持っているのは朱色の竹です。「朱竹観音菩薩」という縁起のいい中国の墨絵が由来のようです。

昔、中国の墨竹画の開祖といわれる絵師が、貧しい夫婦に「朱竹観音菩薩」の絵を授けたところ男子が産まれ、あらゆる事業が成功し、王侯貴族をも凌ぐ大富豪になったという謂れがあるそうです。

ここで祈願すると、そんな男の子が生まれるのかな?

祈願成就すればお礼として男根のオブジェを作って、奉納するとよいとされているので、そのオブジェが敷地内のあらゆるところに奉納されています。

これもそのオブジェのひとつでしょうか?

写真は撮っていませんが、境内の中はおびただしい数のお礼のオブジェがあり、後利益の高さもうかがい知ることができました。

子宝祈願は、今や医療機関に行くほうが普通だから、私が不妊治療をしていたころは ”神頼み”なんて微塵も思いもつかなくて毎朝、体温計と睨めっこの日々を過ごしていましたが、こういう神社を巡っていたら、少しは大らかな気持ちでいられたかもしれないと思いました。

住所
岡山県赤磐市西勢実(岡山県久米郡久米南町全間)
電話番号
086-728-4412(久米南町産業振興)
公式サイト
赤磐市観光サイト久米南町観光サイト
交通アクセス(車)
中国自動車道院庄ICから約50分、山陽自動車道岡山ICから約50分
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