
鎌に願いを!「足王神社」 ~赤磐市(旧山陽町)~
キーワードで検索
赤磐市には*(足王神社)*など、ユニークなパワースポットが点在しています。今回ご紹介する「金勢大明神」も昔から集落の重要な役割をしめ、脈々と伝わっているようなインパクトのある神社でした。
「由緒深い珍宝子の神様」
子授けの神さまの神社とはいえ
ちょっと、ふざけすぎでは?と思ったんですが…この看板に夫は大うけ…。
このような赤磐市教育委員会によって建てられた看板もあり…といっても、赤磐市が誕生したのは平成17年で、吉井町時代の看板に上書きされたものだと思います。
ここは「歌垣」が盛んだったと書かれていますが、この場所は旧吉井町の中でも大変山深い場所です。地図を見るとここは旧吉井町と久米南町の境になります。歌垣を開催する場所のひとつに、境界性を帯びた地が含まれるというので、二つの地域の境にあたるこの地が交通の要衝だったのでしょうか。
帰って調べてみると面白いことに、赤磐市と久米南町両方の観光サイトにこの金勢大明神が掲載され、それぞれに赤磐市、久米南町の住所がありました。境内自体が境界の上にまたがっているのかもしれませんね。
少し山道を登っていきます。
子授けだけでなく夜尿症やおねしょ、腰から下の病気にもご利益があるそうです。
「金勢神」は男根の形をした御神体を祀った神の一柱で、豊穣や生産に結びつく生殖器崇拝から始まったそうです。
参道わきに佇む苔むした石像にこれまたビックリ!
ここを知るきっかけになった赤磐市のパンフレットに、”お笑い界の大御所に似ている”とありましたが
マスクをかけているのでよくわかりませんが…北野監督?
この写真には”モザイク”が必須?と思いましたが、パンフレットには、もっと大胆な構図で載っていたので
あえて、そのまま。おおらかに。
夫は「この石像は横から撮るべきだ。」と言っていましたが…。(笑)
境内では朱竹観音菩薩が迎えてくれました。
左手に持っているのは朱色の竹です。「朱竹観音菩薩」という縁起のいい中国の墨絵が由来のようです。
昔、中国の墨竹画の開祖といわれる絵師が、貧しい夫婦に「朱竹観音菩薩」の絵を授けたところ男子が産まれ、あらゆる事業が成功し、王侯貴族をも凌ぐ大富豪になったという謂れがあるそうです。
ここで祈願すると、そんな男の子が生まれるのかな?
祈願成就すればお礼として男根のオブジェを作って、奉納するとよいとされているので、そのオブジェが敷地内のあらゆるところに奉納されています。
これもそのオブジェのひとつでしょうか?
写真は撮っていませんが、境内の中はおびただしい数のお礼のオブジェがあり、後利益の高さもうかがい知ることができました。
子宝祈願は、今や医療機関に行くほうが普通だから、私が不妊治療をしていたころは ”神頼み”なんて微塵も思いもつかなくて毎朝、体温計と睨めっこの日々を過ごしていましたが、こういう神社を巡っていたら、少しは大らかな気持ちでいられたかもしれないと思いました。