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こんにちは~北杜・山梨特派員の水月です。
「人気の山梨県北杜市"田舎暮らし"の楽しみ方」22回目は「山の名前を知る」です。
山を見て、名前を言えたら、かっこいいですよね。
20年以上もここ北杜市明野町に暮らし、日々、八ヶ岳連峰を見てきましたが、連なる山々の名前はとても難しく、調べてもよくわからないことも多いんです。見る場所や角度でも山の形は変わってしまいます。
そんな山々を、自分の町から見てわかるだけの名前を覚えてみました。
連なる山々が美しい、八ヶ岳連峰です。
明野町から望む八ヶ岳連峰は、「南八ヶ岳」と呼ばれる山々。「蓼科山」や「北横岳」などの「北八ヶ岳」に区分される山々は、見えていないんです。
八ヶ岳だから8つの山だと思われる方も多いのですが、20以上もの山々が連なっているんですよ。
中心に、よってみました。八ヶ岳連峰の最高峰は「赤岳 (2,899 m) 」です。
左にスクロールすると、左から「編笠山(2,524 m)」「権現岳(2,715 m)」「阿弥陀岳(2,805 m)」。
「権現岳」の手前には、「三ツ頭( 2,580m)」が見えています。このときは、「三ツ頭」には雪が積もっていないのに「権現岳」は雪化粧していました。二つの山の輪郭がくっきりとわかりますね。
右手にスクロールすると、最高峰「赤岳」が真ん中に。左に「中岳(2,700m)」「阿弥陀岳」、右に「横岳(2,829 m)」「硫黄岳 (2,760 m)」と続きます。
こちらは、同じ場所から見た南アルプス連峰です。
左から「薬師岳(2,780m)」「観音岳(2,841m)」「地蔵岳(2,764m)」と並ぶ3つの山は、「鳳凰三山」と呼ばれています。
「地蔵岳」の山頂にはオベリスクと呼ばれる巨大な尖塔があります。肉眼でも尖っているのがはっきりと見えて、すぐに「地蔵岳」だとわかるんですよ。これを鳥のくちばしに見立てて「鳳凰」の名がついたという説もあるそうです。「鳳凰三山」は、まるでお釈迦様が横たわっているように見えるとも言われています。
右にスクロールすると「アサヨ峰(2,799m)」「甲斐駒ヶ岳(2,967m)」「鋸岳(2,685 m)」が見えます。
親しみを込めて「甲斐駒」と呼ばれる「甲斐駒ヶ岳」、威風堂々としていますよね。日本全国に多数ある「駒ヶ岳」のなかでもいちばん高い山なんですよ。
名前を知ると、ぐっと親しみが湧いてくるから不思議です。名前を覚えたら、どんな山なのか知りたくなるし、登ってみたくもなりますね。
北杜市で田舎暮らしをするのなら、ぜひ楽しんで山の名前を覚えていただきたいと思います。
「人気の山梨県北杜市"田舎暮らし"の楽しみ方」バックナンバーはこちらです。
第1回「定点観測」
第2回「野鳥観察」
第3回「山菜を満喫」
第4回「空を眺めて」
第5回「薪ストーブ」
第6回「野の草花に親しむ」
第7回「蝶とたわむれて」
第8回「小さい秋みつけた」
第9回「石仏に親しむ」
第10回「甲州弁を学ぶ」
第11回「スモークベーコンを手作りする」
第12回「庭に宿根草を植える」
第13回「アマガエルは友達」
第14回「お庭でバーベキュー」
第15回「マンホールコレクション」
第16回「夕暮れにたたずむ」
第17回「郷土料理をいただく」
第18回「マイ富士山スポットを見つける」
第19回「桜を愛でる」
第20回「水張田のある風景」
第21回「水辺で涼を」