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ただいまバレンシアは火祭りの真っ最中。今年はちょうど週末にあたったため、かなりの人出が予想されています、最終日19日の夜に燃やされる“ファジャ”はどこも完成し、大小800近くがバレンシアのあちこちに飾られています。
19日に”ファジャ”が燃やさせた後、夜中には市内全域に大掛かりな清掃が入り、20日の朝には町は何事もなかったかのようにいつも通りになっています。唯一火祭りの名残を濃く残すのが大聖堂に隣接する聖母広場(Plaza de la Virgen)になります。
前回の記事に書いたように、17日と18日には数万人の参加がある献花パレードが催されます。このパレードの終点が聖母広場。広場には顔から下が木枠でできたバレンシアの守護聖母デサンパラードスの巨大レプリカが設置され、パレードに参加する女性が献ずる花は木枠を埋めていき、最終的には首から下が花でできた聖母像ができあがるのです。
花をどんどん埋め込んでいく作業はまさに職人技。毎年マントの柄も変わるのですよ。
19日にはもう完成しているわけですが、多くの人は火祭りの余韻を楽しむように、20日や21日にこの聖母像を見に行きます。火祭りにお越しになる際は、ぜひこの聖母像も訪ねてみてくださいね。
いつ撤去されるかはわからないのですが、私は今回は22日に行く予定なのでまだあることを祈ります。