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道南方面の旅で楽しみなことのひとつは、もちろん道南グルメですが、なかでもつい立ち寄ってしまう「道の駅なないろななえ」。
おそらく、北海道の道の駅で、個人的には最も多く訪れているといっても過言ではないのがこちら、七飯町にある「道の駅なないろななえ」です。
オープンした当時、タイミングが合い早々に訪れ、リンゴにまつわる商品が数多くあり、また、「王様しいたけ」というブランドしいたけのフードもあり、これがとてもおいしかったこと、さらには道民のソウルドリンク「ガラナ」のソフトクリームがあるなど、魅力満載の道の駅にひとめぼれし、その後も立ち寄る機会が多く、今にいたります。
そして、道南方面へ行ったので、もれなく時間を無理やり都合し「道の駅なないろななえ」へ。
函館市の隣町、七飯町は、江戸時代末期にプロシア(ドイツ)のR.ガルトネルが西洋式の農法で西洋リンゴなどの栽培を始めたことから、西洋果樹、西洋リンゴ発祥の地として知られています。
道の駅なないろななえの前には、「西洋果樹発祥の地」の記念モニュメントが建てられています。
北海道のなかでは温暖な気候で、以来、リンゴなどの果樹栽培が盛んで、特にリンゴの生産地として北海道余市町などとともに知られています。
そんな七飯町の特産品、リンゴを使った商品が、ここ道の駅なないろななえにはたくさんあります。
リンゴを使ったお土産は、道の駅なないろななえで数多く販売していますが、イートインコーナーの「峠下テラス」で販売しているのは「もっちりんご」(150円)。
北海道の郷土料理、いももちをベースに中にはとろりとしたリンゴジャムが入ったスイーツです。
もっちりとした食感は、北海道民にとってはなじみ深いいももちの食感ですが、中に入っているリンゴジャムが爽やかで、クセになるスイーツです。
今回は、この「もっちりんご」が食べたくなり、道の駅に立ち寄りました。
りんご関連の商品には、アップルパイもありました。
リンゴジュースは、とても多くあるので、迷ってしまいますが、イートインコーナーでは「ききりんごセット」(リンゴジュースの飲み比べ)が味わえるほか、土産・特産品・農産品直売所では、瓶入り(230ml)で手軽に飲める「りんご100%のりんごのサイダー」などが購入できます。
なかでも注目したいのは、リンゴの品種別果汁100%ジュースです。
写真は「なないろ・ななえオリジナル りんごジュース」(七飯清香園/1,080円)。
ひめかみ、サンつがる、紅ブレンドなど、有機肥料を使って栽培したリンゴを使ったジュースです。
そして、「なないろ・ななえオリジナル りんごジュース」(みやご果樹園/1,100円)は、酸化防止剤不使用のジュースだそう。
こちらも、つがる、早生ふじ、シナノスイート、レッドゴールド、とリンゴの品種別に作ったストレートジュース。
旅行中には持ち歩きがしにくいかもしれませんが、その場合は「ききりんごセット」を峠下テラスで飲み比べしてみてください。
ちなみに、なないろ・ななえオリジナルりんごジュースは、道の駅なないろ・ななえオンラインショップでも購入できます。
峠下テラスで楽しみな商品は、王様しいたけコロッケなど、いろいろあるのですが、今回初めて目にし、どうしても食べたくなったのが「王様しいたけ炊き込みご飯」(300円)。
七飯町で栽培されているブランドしいたけ「王様しいたけ」の出汁を使って、七飯町産米を炊いた炊き込みご飯は、しょゆベースで王様のしいたけもたっぷり入っています。
具だくさんで、しいたけもこのサイズ。
旨味も食べ応えもあり、満足感たっぷりです。
本来であれば、「王様しいたけコロッケ」(250円)、「王様しいたけスープ」(250円/冬季限定)などと食べたいところでしたが、すでに朝食をしっかり食べた後だったのでおなかに余裕がなく、やむを得ず、もっちりんごと炊き込みご飯だけになりました。
ちなみに七飯町の山川牧場のビーフを使った「山川牛熟王コロッケ」(350円)もおすすめです。
そして今回も食べられなかったおいしそうなメニューは、カレー。
「白いカレー」(中辛/550円)、「黒いカレー」(辛口/550円)、「林檎カレー」(甘口/550円)と3種類あり、見るからに白と黒なので、味がとても気になります。
白・黒・林檎のカレーは、次回の楽しみにとっておき、また立ち寄りたいと思います。
今回はお腹がきつくて食べられなかったのですが、やはり、七飯町といえば「ガラナ」、なないろ・ななえといえば、「小原のガラナソフト」(350円)ということで、おまけに書き添えます。
本州にコーラが入ってきた頃、北海道ではすぐにコーラが入ってこなかったため、本州から遅れてコーラが入ってくる数年の間にガラナが道内に行きわたり、コーラが入ってきても変わらずガラナも飲み続けられたといわれています。
そして代表的なガラナの製造会社が七飯町に本社がある「株式会社 小原」です。
現在は、北海道内のコンビニエンスストアなどで、複数のメーカーが販売するガラナ飲料を購入できますが、道産子に最もよく知られるガラナが小原の「コアップガラナ」です。
写真↑の「函館ガラナ」は、コアップガラナの函館近郊限定ラベルですが、このほかペットボトルの500ml、ファミリーサイズの1.5ℓペットボトル、そして北海道民が愛してやまない「コアップガラナ アンチックボトル」(230ml)があります。
この小原のガラナを使用したソフトクリームが「小原のガラナソフト」。
その味は、ソフト「クリーム」にもかかわらず、ガラナをしっかり味わえる逸品です。
さらに「パチパチのせ」(プラス20円/写真)にすると、口のなかでパチパチとはじけるトッピングが、まるでガラナ(炭酸飲料)を飲んでいるかのよう。
まだ食べたことのない方は、ぜひ食べてみてください。
七飯町といえば、定番の観光スポットのひとつが「大沼国定公園」です。
北海道駒ヶ岳がよく見えるスポットです。
北海道駒ヶ岳は、頂上付近のその形から、見る場所によって形が大きく違って見え、函館近郊では、あちこちで駒ヶ岳のさまざまな姿を眺められるのも楽しみポイントです。
厳冬期には湖面が氷り、一面真っ白になっていますが、3月ともなると氷がゆるみはじめます。
写真↑はまだ氷がはり、雪が積もった大沼。
こちらは、大沼、小沼、じゅんさい沼から成る大沼国定公園の「白鳥台セバット」という場所です。
大沼と小沼がつながっている場所で、渡り鳥が経ちよる場所だそうです。
大沼を訪れた際は、白鳥台セバットにも立ち寄ってみてください。
間近に野鳥を見られるかもしれません。
函館に隣接する七飯町。
このほか、道の駅なないろななえに隣接したTHE DANSHAKU LOUNGE(「男爵いも」発祥の地で、ポテト&道南グルメ~THE DANSHAKU LOUNGE)などもおすすめです。