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年々砂漠化が進むと言われるカリフォルニアですが、今年の3月は例年にない大雨や、大嵐が続いています。
どれくらいそれが頻繁か、といえば、木製のゲートや建造物に苔が生え始めるほどです。
10回以上経験したサンノゼの春の暮らしの中で、このような湿気の高い時期にこそ見かける日本の苔を思い出させるような緑色(日本の苔はもっとビロードのような印象と濃い緑色ではありますが)を見たことは、記憶にありません。
この3月は大雨も多く、また、天気予報では大嵐(Storm)の注意警報も多発しています。
大嵐が過ぎ去った後は、大きな枝ぶりが地上にゴロゴロと転がっているのも珍しくありません。
あまりの強風に、屋根の上の煙突の覆いの一部が飛ばされ、地上に駐車している車を直撃した跡も見受けられました。
屋根の上のソーラーパネルが一枚行方不明になったお宅もあります。
折れた太枝の枝先が建物の屋根と天井を突き破り、校舎内に落ちた天井のかけらが飛び散った学校もありました。
最近、サンノゼで、雹が降った地域もありました。
例年なら、サンノゼの3月は、雨季から乾季への移行期にあたります。そのため、普段は乾燥して山々すら茶色に見える景色がどこも緑色で、また、あちらこちらで新芽や新緑が広がり、清々しい気持ちになれる季節です。
気温は、最高が19°、最低が9°、平均13°程度ですので、お天気が良ければ暖かく過ごせますが(暑いくらいのときもあります)、お天気が悪いとまだまだかなり冷え込み、寒さを感じる時期です。(気温参考:Weather Spark日本語版 https://ja.weatherspark.com/)
雨上がりの曇天の中を散歩すると、こんな風景が目に入ります。
雨が続くここ数日のお天気は、小止みになったとき、こんな薄暗いグレーの曇天です。青空がちょっと顔をだすこともあります。
筆者の自宅の近くに、小さい背丈の細い桜の木があります。
昨日の散歩中、雨続きの日々の中にも蕾を付け、花を綻ばせている様子を写してきました。
春は確実に来ています。