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こんにちは~山梨特派員の水月です。
山梨県北杜市の桜スポット「神田(しんでん)の大糸桜(おおいとざくら)」を見てきました。山梨県の天然記念物に指定されています。
2023年4月8日、満開は過ぎてしまいましたが、青空の下美しく咲きほこっていました。
例年より、10日ほど早く見頃を迎えたようです。
この大糸桜は樹齢400年のエドヒガンザクラの変種で、戦国時代終わり、あるいは江戸時代初め頃、ここに植えられたのだとか。
この土地では、広野神社(小松氏の祖先が創設)に供えるお米が作られていたそうです。神様にお供えするお米を作る田んぼだから「神田(しんでん)」なんですね。そこに植えた御神木の桜が生長したのが、この「神田の大糸桜」だといわれています。
こんなに大きな枝垂れ桜は、山梨県では珍しいそうです。
「花がいっせいに開くときは決まって豊年」と、地元では言い伝えられています。
400年の長い年月のあいだ、農業の指針となってきた一本桜なのですね。
アップにしてみると、とても可愛いらしい桜の花が揺れていました。咲きこぼれるように咲いていますね。
保護のため柵の中には入れませんが、周囲を歩いて、違う角度からも眺めてきました。
この日は山々は霞んでいましたが、道々、富士山、南アルプス連峰、八ヶ岳連峰がうっすらと見えていました。
JR中央線もすぐ近くを走っていて、特急あずさが走りすぎていきました。
とっても気持ちのいい場所です。
「神田の大糸桜」、これからも、ずっとずっと元気に咲き続けてほしいと思います。
■神田の大糸桜
・住所: 山梨県北杜市小淵沢町松向2767
・URL: 神田の大糸桜