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「経験に勝るものはなし」そんなことわざにぴったりなイベントを発見しました!
それは今回ご紹介する【日本医学会総会2023東京・博覧会】です。
2023年4月15日〜23日に開催されたこのイベント。
医療のことはよく知らない、でも色んなことに好奇心を抱くーそんな小学生の子ども達を連れて行き、とてもいい経験になりました。学びも多くて親子で楽しめる素敵なイベントだったのでご紹介させていただきます♪
日本医学会総会と聞くとちょっと身構えてしまいますよね。
実際、医療者向けのセミナーや学会発表などが主として行われているようでしたが、この総会の一部として設けられた博覧会は誰でも無料で楽しむことができるんです!
ただ、場所が少し分かりにくく、私は国際フォーラム内で若干迷子になってしまいました…。
(※ちなみに、2023年の博覧会はホールE1での開催でした。)
地下鉄有楽町線の出口を出てウロウロ彷徨い、やっと見つけた博覧会の会場。
彷徨っている間に医学会総会の学術発表のホールやパネルセッションの会場近くも通りましたが、博覧会会場は明らかに雰囲気が違いました。
スーツ姿の人が多い他の会場に比べて、明らかにラフな格好の人が多く、何よりお子様連れの方がたくさんいらっしゃいました。
ホール内には30ヶ所ほどのブースがあり、さまざまな趣向を凝らした展示や体験型のイベントを開催していました。
日本医学総会2023東京の公式サイトには事前申し込みが必要なワークショップの案内もありましたが、我が家は気づいたのが遅くワークショップへの事前申し込みはできませんでした…。でも、当日来場しただけでも十分楽しむことができました!
実際に私が小学生の子どもと訪れて、おもしろいと思ったブースを一部ご紹介します。
免疫について皆さんはご存知でしょうか?株式会社ファイザーのブースでは、子どもにも分かりやすいように大小のビー玉を用いて、模型でワクチンの仕組みを紹介していました。
さまざまな予防接種を受けている子ども達。なぜ痛い注射をわざわざ受けなければいけないのか、その理由が分かると少し頑張ってみようかなという気持ちになれるかもしれませんね。
こちらは一般社団法人・日本ラジオロジー協会のブースです。
司会者の方が前に立って、放射線についてのクイズ大会を開催されていました。
正解者にはお菓子の小袋プレゼントが♪
簡単な問題もあれば、最新の技術に関する難問もあり、大人も横で見ていて勉強になりました!
Google Healthのブースでは一際目を引くオブジェが。
子どもも大好き、YouTubeですね!このYouTubeのオブジェ、中に入ってパネルを持って撮影ができるフォトブースとして利用されていました。
Google Health以外にもAIを使った医療関連のサービス・アプリが紹介されていて時代の変化を肌で感じることができました。
こちらでは妊婦健診で使われる最先端の超音波診断装置を使って、実際に赤ちゃんの模型を見る体験ができました。
エコー検査をする時にはなぜジェルを使うのか?4Dって何なのか?そういった疑問にも、ブースにいるスタッフの方が丁寧に答えてくれるので、疑問が解決できるし好奇心は満たされるしで大満足。
子どもたちは「なるほどー!」「あ、足が見えた!!」など大はしゃぎでした♪
私が個人的に感動したのは、こちらのMicrosoftのブースです。次世代遠隔診療システムというテーマでの展示で、特殊なカメラを用いて3次元スキャンし、ホログラムを表示する技術が紹介されていました。
この技術を医師と患者がそれぞれ使用することで、遠く離れていても診療が可能になるそうです。
現在はビデオチャットを用いたオンライン診療などもありますが、平面では分からないような、より詳細な症状を3Dで把握できるという説明を聞き、その技術の高さに驚きました。
また、こうした技術がすでに介護施設などでは導入されていると聞いてさらにびっくり!
医学の世界にも確実にテクノロジーの進歩が影響をしているのだと感じました。
ちなみに我が家の子ども達はホログラムに映し出された自分自身とじゃんけん大会をして、「ずっとあいこになるー、決着つかないー!」と大はしゃぎしていました(笑)
日本医学会総会は4年に一度開催されるもので、この博覧会も総会開催するタイミングで同時開催されているそうです。
日本で生まれ育っていれば、ほとんどの方が病院に行ったり、何らかの形で医療行為を受けたことがあると思います。
病院は何となく緊張するーそんな気持ちは"知らない・よく分からない"という理由から来ているのかもしれません。
知らないのなら、知ればいい。
この博覧会は医療を知るとてもいいきっかけになると感じました。
また医療といえば医師と看護師、薬剤師といったイメージが強いかもしれませんが、医療機器メーカーの方やさまざまなエンジニアの方、専門家の方に支えられて医学は成り立っていると実感しました。
こうした機会はお子様のキャリア教育にも、いい影響を及ぼすのではないでしょうか。
もしご興味ある方はぜひ足を運んでみてください。
また、今回は予定が合わなかった方はぜひ4年後の博覧会をチェックしてみてくださいね!