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こんにちは、hossieです。
今回は中央区日本橋にある老舗洋食店「たいめいけん」をご紹介いたします。
東京には老舗の洋食店が数多くありますが、その中でも私が「オムライスならココ!」と感じているのが「たいめいけん」です。
二代目で代表取締役社長の茂出木雅章さんに、色々なお話を伺うことが出来ましたので、それらも併せてご紹介したいと思います。
1931(昭和6)年に中央区新川で創業した「たいめいけん」は、創業者の茂出木心護さんが6年間修行した虎ノ門の「泰明軒」の名前をもらって名付けたそうですが、昭和23年にひらがな表記となりました。
1948(昭和26)年に日本橋に移転して現在に至ります。
名物の「ボルシチ」と「コールスロー」は、先代からのレシピを守り続けており、50円と言う値段も当時のままだそうです。
数ある「たいめいけん」の人気メニューの中でも、特に評判なのがオムライスです。
二代目の茂出木雅章さんに、オムライスに対するお店の拘りを伺ったところ、次のようなお話をして下さいました。
『私の親父が「職人はオムレツに始まってオムレツに終わる」言っていましたが、それほどの技術だったんですね。それを見て給料を決めるとも言ってました。オムレツは今も変わらないと思いますが、少し強めの火加減で、手早くが一番です、それにまして材料ですね。一番大事なのはバターです。たいめいけんには、時代は変わっても守るべき伝統があります』とのこと。
茂出木雅章さんは老舗店としての料理への拘りについて、熱く語って下さいました。
「たいめいけん」には、通常のオムライスの他、「タンポポオムライス 伊丹十三風」と言うメニューがあります。
故・伊丹十三監督が考案し、映画「タンポポ」の撮影が行われたのが「たいめいけん」だったことに由来しますが、こちらも名物メニューです。
「たいめいけん」には、一世を風靡した小皿料理と言うメニューがあります。
手間ひまをかけた自慢の18種類の料理をいただける小皿料理で、色々なお料理を少しずつ食べたいという方にお薦めです。
現在は三代目の茂手木浩司さんが腕を振るっていますが、今流の物を取り入れ、新しいことに積極的にチャレンジしています。
8年後の100周年に向け、エネルギッシュに走り続ける老舗洋食店「たいめいけん」から、今後も目が離せません。
なお、現在仮店舗に入っていますが、3年後の2026年春に新店舗に移る予定です。