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以前の記事でもご紹介しましたが、2023年のベイエリアでは、例年よりかなり豊富な降水量に恵まれたため(どちらかというと異常気象的な豪雨に見舞われたため)、十分な水分を受けて植物の生育が促進され、在来の野生の花があちらこちらで一斉に開花することになりました。
見頃は3月頃から始まり、遠方の山々が黄色く、またはオレンジ色に、または、様々なカラフルな色合いに彩られている景色を眺めることができました。
こういった見事な眺めは、ベイエリアに点在する数多くのカウンティ・パークやトレイル散策で楽しむことができます。カウンティ・パークには必ずトレイルに立ち入る際の注意事項が書かれているのですが、こちらでいくつかご紹介させていただきますね。
1.トレイル散策をする場合、必ず景観を尊重し、指定されたトレイルを歩くようにする。
2.トレイルの脇に生えている花や草を踏みつけたり、摘んだりしない。
3.持ち込んだものはすべて持ち帰る。
4.カウンティ・パークのウェブサイトで、パークの開園状況・最新情報を確認する。
5.アレルギーがある場合は、常備薬・非常用薬を用意し、予防策も検討しておく。
特に、トレイルの中には、有毒性のある植物も存在します。ポイズン・オークなどがその例です。
ポイズン・オークに触ると、漆に触ったようにかぶれてしまい、大変なことになってしまいます。
ポイズン・オークにかぶれないためには、何よりも、長袖・長ズボン、でトレイルを歩くことが大事になります。
また、むやみに茂みに足を踏み入れることも危険です。トレイルに沿って歩いていれば、茂みの中に足を踏み入れることはないはずですが、万一ということもありますから、ご注意くださいね。
万一、触ってしまったかも?ということになったら、
1.触った箇所をできるだけ早く石鹸(油脂をよく落とせる専用洗剤だと更に良い)でよく洗い、洗浄する。
2.消毒用アルコールや植物かぶれ用クリーナーでよく落とす。
等の対応をした上で、必要があれば、お医者さんの診療を受ける、という手段が推奨されています。
サンノゼ近郊の景観が楽しめるカウンティ・パークには次のような場所があります。
5月の頃は、Yellow mariposa lily(イエローマリポサリリー)、Ookow(オーコウ)、 Red larkspur(レッドラークスパー)、Purple Chinese houses(パープルチャイニーズハウス)、Whispering bells (a fire follower)(ウィスパリングベル)、Popcorn flowers(ポップコーンフワラー)、Diogenes’ lantern(ディオゲネスのランタン)、Blue dicks(ブルーディックス)、Lupine(ルパイン)そしてカリフォルニアポピーといった花々を楽しむことができます。
トレイルに遠出せずとも、近隣の散歩でこういう花々のいくつかを見かけることも可能です。
カリフォルニアを訪れた際は、街の中でのお花探しもぜひお楽しみくださいね。