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マンゴーは、春に白い花が咲いて、初夏から夏にかけて食べ頃になります。緑色の表皮が黄色や赤色に変わって、ちょうど熟れる寸前に収穫します。完熟すると、実が地面に落ちてしまって、鳥のご飯となってしまいますので、なんとしてもその前に収穫する必要があるのです。
下の方の実はいいのですが、マンゴーの木は大きくなるので、上の方の実は長い棒の先に小さなバスケットがついた専用の機器で収穫します。もちろんハシゴも使います。
マンゴーは熱帯原産の常緑高木で、高いものだと40メートルの高さにも育つそうです。ハワイの一般家庭の庭では、そこまで大きな木は見かけませんが、それでも20メートルはありそうな木はよく見かけます。
また、この木は高木のため、広範囲に渡って根が張ります。マンゴーの木の根が原因で家が傾くこともあるそうです。なので、「マンゴーの木は、自分の家じゃなくって、友人の家にあって、おすそ分けをもらうのが一番!」と言われるほどです。
そうなのです、マンゴーの木にはほぼ同時に一挙に実がなるので、家にマンゴーの木がある人は、近所や友人そして職場でマンゴーを配ります。私も、今年はすでに2人の友人からマンゴーをもらいました。
ハワイのマンゴーはジューシーで繊維質が多めなので、加工せずにそのまま食べるのが一番です。
真ん中に大きな平べったいタネがあるので、縦に3つに切ります。「マンゴー 切り方」で検索するとビデオなども出てきますので、参考にしてくださいね。
縦に3つに切ると、左右には果肉がタップリです。切り目を入れると食べやすくなります。真ん中のタネの部分ですが、タネの周りにもジューシーで甘い果肉がついているので、決して捨てないでくださいね。
ハワイで初めてマンゴーを食べた時に、ローカルの友人に教えてもらったことがあります。マンゴーの正しい食べ方は、まな板の上で切ったマンゴーを掴んで、シンクに移動。そしてシンクの上でかぶりつきます。たしかに、こうするとマンゴーのジュースでネチャネチャになった手もすぐに洗えます。
そして、さらにすごい人は、新国ボウルを置いて、かぶりついた時に出たジュースを集めて後で飲んじゃいます。それくらい、美味しいのですよね
ハワイのマンゴーは、本当にジューシーなので、上品にテーブルでフォークとナイフで食べるには難しいようです。
そう言えば、別の友人宅の庭のマンゴーの木には、毎年なぜか実がつかないそうです。近所の人に相談したら、「バットで木の幹を何度か叩くと、木が目を覚まして、来年は実がなるわよ」と言われたそうですが、怖くてまだやっていないそうです。