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北海道もようやく観光シーズンになりました。一斉に花が咲き乱れ、山には緑があふれています。そして北海道の人気観光地のひとつ、洞爺湖温泉。洞爺湖温泉といえば温泉ホテルが定番ですが、今回は洞爺湖町の老舗レストラン「望羊蹄」をご紹介します。
目次
札幌から車で約2時間。洞爺湖と洞爺湖温泉で知られる洞爺湖町。
その洞爺湖温泉街の温泉ホテルが立ち並ぶメインストリート沿いに「レストラン望羊蹄」はあります。
創業は1946年(昭和21年)。老舗のカフェ&レストランです。
名前の通り、オープン当時は羊蹄山を臨むお店だったとのこと。
現在のお店やホテルが立ち並ぶ界隈を見ると、その歴史が感じられます。
北海道に花のシーズンが到来しましたが、訪れたときにはレストラン望羊蹄の前は、どこにも増して花盛り。
木製の趣ある看板と庭の花は、まるでここだけドイツの街角を思わせるような色合いです。
お店の入り口前には、見事なツツジやシャクヤクに囲まれたメニューが。
入り口へ向かう通路には、ウェイティング用のベンチがあり、もし待ち時間があってもベンチに座ってゆっくり料理を選べます。
それにしても、豊富なメニューに目移りしてしまいそう。
熱々の鉄板に乗せられ、グツグツと音を立てながらやってきた「ハンガーグステーキ」。
たっぷりかかったデミグラスソースは、お店のオリジナル、手作りだそう。
魅惑的な香りが立ち上っている秘伝のデミグラスソースがシチューのようにふんだんにかかっています。
ハンバーグは、豚肉と牛肉のあいびきだそう。
旨味がぎゅっと詰まって、"飲める"おいしいデミグラスソースと一緒に口にほおばると、"至福"のひとこと。
デミグラスソースに目がない人たちの間では、絶大な人気を誇るこちらのデミソース。
"カレーは飲み物"ならぬ、「望羊蹄のおいしいデミグラスソースは飲み物」でした!
ハンバーグは150g(単品1,250円)、200g(同1,650円)、300g(同2,450円)、400円(同2.950円)とサイズを選べるうえ、スープ・ライス・コーヒーとのセット(150g1,800円~)と、サイズが選べるのも魅力です。
日本を代表する人気洋食メニューといっても過言ではない「ナポリタン」(1,200円)。
喫茶店メニューの定番ともいえるかもしれません。
こちらも熱々の鉄板に乗って登場。
マッシュルームが具になっている昔懐かしい味のナポリタンですが、こちらもケチャップ味ながら、甘すぎない上品な味で、酸味と旨味が絶妙のバランスです。
スパゲティメニューには、ミートソースやたらこスパゲティ、きのことホタテのスパゲティなども並んでおり、ナポリタンを味わうと、ほかのメニューも食べてみたくなりました。
「ポークチャップ」もなつかしさがこみ上げてくるようなメニューのひとつですが、やはり特製ソースが溢れるばかりにたっぷりと絡められ、というか特製ソースの中に浸っているポークは、食べやすくぺろりと完食してしまいそうなおいしさです。
北海道といえば、ビーフよりポーク、というのが昭和の定番でしたが、まさにこちらも懐かしいメニューを上品な味に仕上げた逸品です。脂身が少なくより食べやすいのも特徴。
もちろん、"特製ソースは飲み物!"といわしめるほど、最後まで完食したい美味しさ。
付け合わせまでしっかりソースを絡められるポークチャップは、大満足かつホッとする味です。
ポークチャップもサイズを選べる(単品200g1,450円、300g2,150円、400g2,850円)ほか、セットメニュー(カップスープ・ライス・コーヒー付き、200g2,000円、300g2,750円、400g3,450円)。
味も選ぶことができ、デミグラスソースではなく塩味のポークステーキにもできます。
ですが、デミグラスソース好きの面々で行ったので、今回はもちろんポークチャップで!
絵にかいたような(?)美しいオムライス(サラダ・カップスープ付き1,300円)。
たっぷりとかかったデミグラスソースの味はもちろん、なんと卵の焼き具合までふわとろか、定番の焼き方かを選べるところも好みのより美味しいオムライスになる秘訣です。
ですが、ソースや卵の火の入れ方だけではありません。
中のチキンライスが、さらに(?)美味しいのです。
バターが香るチキンライス。
ふわとろ半熟卵もデミソースもチキンライスも、三位一体のおいしさです。
個人的には、ここ数カ月、玉子不足の北海道ではスーパーで玉子を見かけることがなくなり、しばらく玉子なし生活もしています。
現在、望羊蹄さんでも数量限定で提供していますが、タイミングよくオムライスを注文でき、卵たっぷりのオムライスはとてもありがたく、心にも染み入るオムライスの味でした。
サラダもいただきたいということになり、メニューを見るとサラダがありましたが、引かれたのは"グリーンアスパラ"の文字。
旬のアスパラガスがメニューに載っているので、迷わず「グリーンアスパラサラダ」(1,000円)をいただきました。
グリーンアスパラは、バター炒め(1,300円)でも提供しているので、この時期の北海道の旬の味、グリーンアスパラガスをボイル、バター炒め、両方で味わえます。
そして強調したいのは、自家製マヨネーズのおいしさです。
まろやかでやさしい風味のマヨネーズは、付け過ぎたくなります。
グリーンアスパラの味もさることながら、マヨネーズに魅了されたグリーンアスパラサラダでした。
丁寧に作られた、少し懐かしいような洋食メニューのおいしさはもちろん、お店の落ち着いた雰囲気にも癒される特別な空間と時間を過ごせる「レストラン望羊蹄」。
ランチタイムには行列ができる人気のお店です。
時間に余裕をもってお出かけください。
そして特製デミグラスソースの味、上品な洋食の味を堪能してください。
温泉ホテルに宿泊する際は、夕方に到着してチェックインする方が少なくない思いますが、ひと足早く洞爺湖温泉に着いて、こちらでランチを楽しむスケジュールもおすすめです。