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モデルニスモ建築というとバルセロナにあるガウディの建築群が圧倒的に有名ですが、バレンシアでもモデルニスモ様式が花咲いた時代がありました。20世紀初頭にできた北駅の駅舎や中央市場の建物がよく知られています。今日ご紹介したいのは、バレンシア・モデルニスム建築のコロン市場です。
市内中心部の高級住宅街に位置し、周辺は日本円で1戸1億円を軽く超えるアパートメントが並んでいます。もともとは市場として機能していたのですが、現在は複合施設として使われています。地上階は飲食店、地下には飲食店のほかに市場の名残で小さなお魚屋さんや八百屋さんも。
写真だと少し見にくいかもしれませんが、ファザードのアーチのまわりにはモザイク画でバレンシアの民族衣装を着た男女がバレンシアの産物であるオレンジやブドウを収穫する様子が描かれています。
一歩中に入ると天井が高く壁もない半オープンエアなつくりなので、開放感がいっぱい。地上階にはバルやカフェがあるのでバレンシア散策時のお茶休憩にはオススメのスポットです!! バレンシアで生まれた清涼飲料“オルチャータ”の老舗Danielもあるので(本店はバレンシア市に隣接するアルボラヤにあります)、オルチャータを飲んでみたい方はぜひ。
コロン市場のまわりにはファッション関係のお店が多いので、お買い物とセットで訪れるのもいいですね。
日が暮れてライトアップされたコロン市場もまた雰囲気が抜群。ディナーの前にここで食前酒を飲んでみるのはいかがでしょう。
最寄り駅は地下鉄コロン駅ですが、北駅や市役所広場からは徒歩10分とアクセスしやすい場所にあるので、バレンシアにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいね。