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Tere!(エストニア語で「こんにちは」の意)
2023年6月10〜18日までエストニアの首都タリンで開催されているイベント「Tulevik on täna/v」の「ナイト・シネマ」に行ってきました。
23:00スタートとのことで会場に行ってみると、、、写真の通りまだまだ外は明るい…。夜の暗さを映画館の暗さに見立てるにはちょっと無理がある明るさ。なにせこの日(6月16日)の日没は22:30 。日の出は4:10。
日没後しばらくは明るいし、空から青みが消えて白い空だなあと思っているとあっという間に日の出前の明るさが始まるしで、今の時期タリンに真っ暗な夜はありません。今がナイト・シネマに最適な時期かどうかというとちょっと微妙。かと言って夜が真っ暗になる時期に外で座っていたら寒さで凍えることになるので今しかないのかも。そんなタイミングでの開催^ ^
ちょっと肌寒かったのでジャンバーを持ってこなかったことを後悔しながらホットココアで暖を取っていたら、毛布を持ってきていた家族連れの人たちから「映画が終わったらここでこのまま寝て明日帰るけど、あなたもこの毛布の中に入って一緒に過ごす?」とのこと。「いやいや、申し訳ないし、言葉がわからないから映画(3本立て)を全部観ないで帰るつもりだから大丈夫です。」と答えたら、「訳してあげるよ!」と言われて結局一緒に毛布にくるませてもらうことに。
さっきまで見知らぬ他人だったエストニア人さんのあたたかさに身も心も包まれながら、夜中に屋外でナイト・シネマができて(会場が仕切られていないので誰でもいつでも入退場できます)、海のものとも山のものともつかぬ外国人と毛布にくるまることに抵抗がなくて、映画を楽しみにして来ただろうにエストニア語も英語もイマイチな外国人に翻訳しながら映画を観ることになっちゃって…エストニアはどこまで治安がよく、エストニア人はどこまで優しいのだろう?と感謝と不思議な気持ちを抱えながら家路につきました。
日本のようなたくさんのいろんな刺激はないけれど、のどかで昭和だった頃の日本を感じたかったらぜひエストニアへ。のんびりお待ちしております。