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タジキスタンにはどのような飲食店があるかご存じですか?
英語でブラウザー検索をかけると、首都ドゥシャンベ市内の飲食店に関する一定の情報は得られますが、日本語で得られる情報は皆無と言っても過言ではありません。
手当たり次第に暖簾をくぐり、タジキスタンで出会うことができる様々な料理を紹介してゆきたいと思います。
タジキスタンの食レポート第4弾は「Taylan sef」。イスタンブールに本店を構えるトルコ料理・ステーキ屋さんです。メニューが豊富であったため、3回ほど通ってから評価することにしました。
イスタンブール店はアジア側のカドゥキョイ地区に位置しているようなので、筆者が一見して判断する限り、イスタンブール通の方が16回目のイスタンブール訪問で同地区散策中に偶然ディナーに利用するか・しないか… といった、そういう立ち位置のお店であるとお見受けしています。筆者の偏見です。イスタンブール店の トリップアドバイザー 上での評価は、レビュー件数13件による4.0点となっています。
トルコ料理は世界三大料理の一つとして数えられているようですが、筆者は「トルコ料理が世界三大料理の一つとして数えられる」所以を存じあげないので、特段トルコ料理屋さんとしての評価にはならないことを、予め申し添えます。
店内は広々としており、完全屋内と半屋外の空間に分かれています。半屋外の一角は喫煙者に割り当てられているようです。
1人前: 56ソモニ (約736円)
こちらは美味でした。山盛りが基本である玉ねぎスライスの量がやや寂しげではありましたが、その分、紫のキャベツが口内を満たしてくれました。
1人前: 40ソモニ (約525円)
「いりません」と主張したにも関わらず、「サラダは何が良い?」と繰り返し問い続けたウェイターの功績の産物サラダです。こちらは特段代わり映えのないチキンシーザーサラダでしたが、筆者がここ最近で目にしてきたシーザーサラダと比較すると、トッピングチーズのきめ細かさは加点事項としても良いかもしれません。
1杯: 24ソモニ (約315円)
お腹の弱い筆者が帰宅後腹痛に見舞われなかったことで、「清潔な水から作られた氷」を使用しているという確信を持つことができました。こちらもウェイターの功績による産物ドリンクですが、美味しくいただきました。
気温が上がる夏の間は、飲食店で提供されるものが安全であるという確証はありません。短期の旅行者におかれましては、タジキスタンにおいても、他のアジア地域などがそうであるのと同様に不要なチャレンジは避けることが無難でしょう。
1人前: 65ソモニ (約854円)
メニューの写真を見た限り、大々的に粉末がまぶし散らかされている様子は確認に至りませんでしたが、サプライズをしてくれたと考えるとむしろ歓迎されるべきギャップであったのかもしれません。予想に反してナッツの風味は控えめであり、ケバブ本体の味付けもあっさりとしていました。
1人前: 55ソモニ (約722円)
トルコ北西部の名物料理として知られているものですが、残念ながら本場の味を知らない筆者には想像することしかできませんでした。本場では香辛料の効いたトマトソースが絡められるという情報をネット上で拝見していましたが、筆者がいただいたものに関してはトマトソースの存在は皆無でした。ペースト状のソースは、ヨーグルトではなくサワークリームであったように思います (定かではありません)。
イスケンデル・ケバブとしての評価は困難ですが、この日いただいたイスケンデル・ケバブに関しては、冷めており、味付けが薄く、ソースではなく油にくぐらせたような、ややしつこさの残る後味をもたらすお味でした。
内装・外装ともに、とても立派なお店でした。トルコ料理に関しては、ドゥシャンベ市内に他にも複数の選択肢があります。このレストランの当たりはステーキ類の中のメニューに隠されているのではないかと思います。
筆者の自宅から近いところに位置しているので、またお邪魔します。
ごちそうさまでした。
記載価格は2023年6月24日時点、OANDA(143.3円=1米ドル)とタジキスタン国立銀行(1米ドル= 10.91ソモニ)発表の両替レートに基づいて算出しています。