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パリ北郊外の見本市会場ノール・ヴィルパントで、7月13日から4日間、日本文化とエンターテインメントを扱ったイベント「ジャパンエキスポ」が行われています。初日には愛知県の大村知事が会場を訪れ、ステージで愛知県のアピールを行いました。
ジャパンエキスポの観光エリアには、日本政府観光局(JNTO)をはじめ、日本のいくつかの自治体がブースを構えています。今年は愛知県がひときわ大きなブースを展開。2023年秋に「もののけの里」、2024年3月に「魔女の谷」の第2期開園を控えるジブリパークなどを中心に、来場者に県の魅力をアピールしました。
初日は、フランスを訪問中の愛知県の大村知事が来場し、ステージで来場者に愛知県の魅力を語ったほか、会場内を視察しました。
大村知事は、地球の歩き方の取材に対し「(ジャパンエキスポは)人気があるとは聞いていたが、すごい人。熱気があふれている」と感想を述べ、「フランスでジブリパークは圧倒的な(愛知県の)PRになる。フランスから日本に行こうという動機づけとなり、東京や京都に並ぶくらいのインパクトではないか」と、今回ジャパンエキスポにおける県のブース内で、ジブリパークを大きく取り上げた理由を語りました。
大村知事は、パリ以外にも友好交流・相互協力の覚書を締結しているオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏などを訪問。スタートアップ創出に関する意見交換や、現地の水素充填ステーションなどを視察しました。「ビジネスやスタートアップ、イノベーション(の人たち)と仕事をしていても、皆がジブリを大好きだから」と交流先でもジブリの影響力を感じているそうで「ジブリのテーマパークを作ったので、そこをもっともっと多くの人にPRしたい」と力強く述べました。
また愛知県のブースでは、毎年名古屋市で開かれている「世界コスプレサミット」で、2017年にフランス代表チームの一員だったアルオタさんと、2022年に優勝したフランス代表チームのハザリエルさんが参加。「美少女戦士セーラームーン」の姿で来場者との写真撮影に応じました。
今年は愛知県がとても盛り上がっています。昨年11月に第1期開園したジブリパーク以外にも、2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』に関連したイベントやPRも各地で行われているほか、『地球の歩き方』からは500ページある旅行ガイドブック「愛知編」が2023年8月10日に発売されます。
愛知県内の全54市町村について取り上げており、定番グルメや観光スポットのほかに、愛知県人でも知らなかった深掘り情報まで、観光ガイドブックを超えた辞書のような内容となっています。愛知県は戦国時代から江戸時代にかけて活躍した多くの武将を生んだ地域でもあり、それら特集も組まれています。
『地球の歩き方 愛知』を片手に、躍動する愛知県をぜひ訪れてみてください。