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Tere!(エストニア語で「こんにちは」の意)
皆さん、バルト三国の「歌と踊りの祭典」というイベントをご存知ですか?
ユネスコの無形文化遺産にもなっているほどのイベントです。エストニアとラトビアでは5年おき、リトアニアは4年おきに開催されています。
そして今年(2023年)はその「歌と踊りの祭典」の若者バージョンが開催されました(6月30日~7月2日まで)。
私は体調を崩していたので首都タリンにある「歌の広場」まで行くことができず、かわりにタリンにある世界遺産「旧市街」内フリーダムスクエアのコンサートへ少しだけ行ってきました。
フリーダムスクエアでのコンサートは無料で、エストニア各地からやってきたエストニア人さん達が民族衣装に身を包み、各地の歌や演奏そして踊りを披露してくださっていました。
周りにいたエストニア人さんが「これは伝統曲」「これは伝統曲をアレンジしたもの」「これは伝統とほとんど関係ない」などていねいに教えてくださったので、より一層楽しむことができました。
また、「今から歌のサークルに入会することは厳しいし、団体内でのオーディション、団体としての正規オーディションに通らないと「歌と踊りの祭典」には出演できないのよ。」とも教えていただきました。みんなめっちゃ歌がうまいのに!? みんなあちこちでしょっちゅう歌っているのに!? 写真では全国民が参加している感じなのに!? 選ばれし者たちだけの場だったの!? と驚いてしまいましたが、生半可な気持ちや付け焼き刃で「歌と踊りの祭典」に出演することは無理なんだそうです。
がぜん、エストニア人さん達が5年越しの本気を出す、来年の「歌と踊りの祭典」が楽しみになりました。皆さんもこれから計画を立てて、ぜひ来年エストニアにお越しください。お待ちしております。