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こんにちは。岡山特派員のmamiです。
今回、玉野市の取材準備をしていると珍しいスポットを見つけました。
みなさん、トンボロ現象ってご存知ですか?
普段は海によって隔てられた島が干潮時になると海から道が現れて、離れていた島と陸地が繋がる現象のことです。訪れた日は偶然にも大潮の日でした。場所は玉野市胸上の吉浦海岸です。干潮になる午後4時ごろに到着し、車から降りたら…
つながってる!砂の浮橋だわ~!
がっつりと引き潮ですね。つながっている島は「坊主島」といいます。
ここで、潮の引き始めから砂の出現までを定点撮影していたら、面白い画像になったのにと反省。
砂浜にいちめんグリーンに見えるのは、ワカメのような海藻が海から顔と出しているのです。
砂浜に降りて坊主島を目指します。
島の正面にやって来ました。県内でトンボロ現象というと、牛窓沖の 黒島ヴィーナスロード が有名で、大潮の日は観光客が多く訪れます。でも、ここは先客が一組だけの穴場中の穴場でした。
それでは、渡りま~す。
穏やかで波がなく、島影が水面に写り込み、映り込んだシルエットが上下対称になっていますね。
ここは東に向き、日の出がよく見えるそうです。波の穏やかな朝焼けの日には、香川県の父母ヶ浜のようなリフレクション風景が広がらないかな?と思いました。
渡りながら、左を眺めると吉浦海岸です。波ひとつない穏やかな海岸です。
右は瀬戸内海が広がり、左の島は小豆島でその隣が井島です。そういえば、小豆島のトンボロ現象、「エンジェルロード」は全国的に有名ですね。
あっという間に坊主島に到着しました。珍しい現象なのに貸し切り状態なんて贅沢です。
島の右側に回り込みました。島は風化の進んだ花崗岩で、頂上付近だけに植生があります。
ゴム草履で来ましたが、岩が渇いていて意外と滑らないので島を一周まわってみます。
島の裏側(東)に来ました。ほぼ岩場ですが潮が引いて広いです。奥は養殖をしているのかな?
普段の島状の坊主島の写真がないので、満潮時の坊主島をドローンで撮影している映像がありました。
最後に坊主島を真上から撮影しているところは、海中にうっすらと砂地が見えます。
いかがでしたか?
日本でトンボロ現象を見られるスポットは数えられるほどしかないそうです。この現象は干潮の時間など事前のチェックも欠かせませんが行ってみる価値はあるとおもいませんか?