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イングランド北部にある都市リーズは、かつて羊毛工業を中心に産業革命を牽引した街のひとつ。現在では化学や電子工学など様々な産業に金融業も活発で。北の首都とも呼ばれます。
またリテール産業もリーズ経済の大きな柱をなし、中心地には複数のショッピングアーケードがあります。
その中のカークゲート・マーケットでは1884年にマイケル・マークスという商売人が小さな店をオープンし、後に世界的な有名チェーン「マークス&スペンサー」へと発展しました。
カークゲート・マーケットすぐ近くにあるヴィクトリアクォーターのガラス屋根のショッピングアーケードは、19世紀の見事な建築。ヴィクトリア朝からエドワード朝にかけて建てられたこれらアーケード群は、第2級保存建築に指定されています。
それら華麗なアーケードの1つが、ソーントンズ・アーケード(Thornton's Arcade)。またこの中には、日本人デザイナーさんの素敵なブティックもあるんですよ!
こちらがオーナー・デザイナーの雅都さん。東京/埼玉ご出身で、ロンドンのカレッジでファッション学位を取得。幾つかのブランドに所属したりイギリス国立バレエ団のコスチュームを手掛けたりした後、2011年に独立!ご自身のブランドを立ち上げました。
店内にはTシャツなどの既製品もありますが、基本はオートクチュール。その人に最も似合うよう、デザインも制作も雅都さんが仕立ててくれます。
でもオートクチュールなんて高価そうで、ちょっと敷居が高いかも・・・と思いませんか?ところが伺ってみたところ、ワンピースタイプで400ポンド前後から。
採寸に始まり型紙を起こして1着ずつ丁寧に制作するプロセスを考慮したら、とてもリーズナブルですよね!
また雅都さんのアートなイラストがプリントされたTシャツは子供用20ポンド、おとな用30ポンド。彼みずから着ていたメガネザルのTシャツなど、ポップで可愛いデザインです。
ヴィクトリア朝の由緒あるアーケードの中で、こんな日本人デザイナーのブティックがあるなんて嬉しい驚きですよね。リーズにいらしたら立ち寄ってみませんか?!