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Elverhøj Museum of History & Art(エルヴェルホイ歴史芸術博物館)は、ソルバンの目抜き通りからはちょっと外れた端っこにあります。
ソルバンの町中を歩いていると、Museum(博物館)と書かれた道案内標識を見かけます。その標識に従って歩いていくと、デンマーク国旗がはためくエルヴァーホイ歴史芸術博物館にたどり着きます。
エルヴァーホイ歴史芸術博物館の開館時間は、木曜から月曜の午前11時から午後5時までです。
観光客を主対象として開館していることがよくわかります。
そのホームページによれば、エルヴァーホイ歴史芸術博物館は、ソルバンの歴史とそのデンマーク文化を収集、保存、展示すること、関連した芸術活動を啓蒙することを使命としています。
この博物館の建物は、デンマーク人アーティストのヴィゴ・ブラント・エリクセンとその妻マーサ・モットによって、18世紀のデンマークの農家のスタイルで個人用住居として建てられたものが活用されています。
History. Heritage. Art. Elverhøj is a quiet gem in the heart of Solvang with a triple focus: documenting the history of Solvang, celebrating Danish culture and the Danish-American immigrant experience, and promoting fine art and artists. (エルヴァーホイ(歴史芸術博物館)はソルバンの中心部に閑静に佇む珠玉の博物館で、ソルバンの歴史を記録すること、デンマーク文化とデンマーク系アメリカ人移民の経験を称えること、そして芸術と芸術家(に関する情報)の発信活動の三つを活動の主眼としています。(筆者翻訳。括弧内は筆者に寄って加筆。) 出典:https://www.elverhoj.org/
まず、博物館の入口前に、馬の彫像が飾られています。
その奥にある入口から博物館内に入ると、まず目に入るのがミュージアム・ショップです。
デンマークにちなんだ品の数々が展示、販売されています。
そこを抜けると展示コーナーです。
バイキングの装飾品や、デンマーク王室御用達のロイヤルコペンハーゲン、リヤドロなどの展示物が展開します。
そのまま博物館内に足を進めると、デンマーク人移民の昔の生活を再現した部屋から、当時の生活の様子を垣間見ることができます。
デンマークの電話や公式ポスト(屋内と屋外の2箇所)の展示もあります。
余談ですが、このデンマークの公式ポストは、デンマークでも人気があるようです。
筆者の子どもたちがまだ小さい頃、義父がデンマークに一時帰国したとき、お土産にこの形のミニチュア貯金箱を子どもたちに買ってきてくれました。
手紙を入れる部分がお金を入れる部分、そして、手紙を取り出す部分からお金が取り出せます。
こちらのポストのように、ミニポスト型貯金箱にもちゃんと鍵穴があり、鍵で開けし目ができるようになっていました。
博物館のメインの建物から裏庭に抜けると、このポストが設置された東屋の他に、小さい別棟の建物があります。その中には、ソルバンが開かれたときの町並みのジオラマが作られています。
裏庭もほっと一息つけるような、落ち着いて休憩が取れる作りになっています。
入場料は寄付制度となっており、$5程度の寄付をお願いするメッセージと透明な寄付箱が入り口すぐのところに設置されています。
その寄付箱の下には、ソルバンの観光地図(無料)も置いてありました。
ソルバンに行かれたときは、まずこの博物館でその歴史や文化を少し垣間見てから、街散策に出かけられたら更に散策が楽しくなるのでは、と思います。