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パリの百貨店ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店が、フランスの航空会社エールフランスとコラボレーションして、ショーウインドーから店内装飾まで、エール・フランス一色になっています。
エールフランスの創業は1933年。元はフランスの国営企業で、今はエールフランス-KLM傘下の民間企業として、フランスを代表する航空会社です。日本には1952年に周航。現在は、羽田および成田、関空の3路線とパリとを結んでいます。現在の拠点空港は、パリ北郊外にあるシャルル・ド・ゴール空港。パリおよびフランスの空の玄関口です。
そのエールフランスが90周年を迎えた節目の今年、ギャラリー・ラファイエットと協働して、2023年9月28日から10月10日まで大規模なイベントを開催中です。
オスマン通りに面したショーウインドーが全てエールフランス仕様に。また店内2階と3階では90周年を記念したグッズの特設売場が設けられています。
ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店内では、エールフランスに関したさまざまな催しが行われているなか、1933年から現在までのエールフランスの制服を紹介するファッションショーが開かれました。
当初の制服はとてもミリタリースタイルに寄ったもの。そこから徐々にエレガンスさが加わっていきます。1960年代になると、クリスチャン・ディオールやクリストバル・バレンシアガなどオートクチュールがデザインした制服に。華やかになっていきます。
1970年代には、超音速旅客機コンコルドが周航(1976年)した時期。コンコルド用の制服はジャン・パトゥがデザインを担当しました。コンコルドの周航10周年では、ニナ・リッチが新たな制服のデザインを描きました。
2005年から現在に至るまで使われている制服はクリスチャン・ラクロワによるもの。客室乗務員用にデザインされた冬服のドレススタイルは腰の部分の大きな赤いリボンが特徴的。夏服は鮮やかな水色が目を引きます。
特別コラボの店内でエールフランスの歴史を感じてみてください。