キーワードで検索
イスタンブールの最大の観光名所として知られるアヤソフィア、コロナ禍の後現在の混み具合や、モスクに返還された後の様子などをお伝えします
2020年に博物館からモスクに返還となったアヤソフィア、現在は寺院としての立ち居位置にあります。ただし、世界的に有名な場所とあって、常に長蛇の列ができる場所でもあります。例えば上の写真は、朝8時45分の様子。9時に開館となるため、すでに長い列ができているのが分かります。この日は9時5分あたりに入館できましたが、日中はさらに長くなり、最低でも30分程度待つ必要があります。
そこでおすすめなのが、夕方の時間帯です。アヤソフィアは現在9時から10時まで入場が可能です。筆者が同じ週に再度6時半あたりに出向いたところ、全く列がなくそのまま入館できました。更に遅い時間帯でももちろん入館できますが、夜になると、館内が日中ほど明るくないため、薄暗く内装が見づらい傾向にあります。6時半あたりだとまだ太陽光で明るく、そして待ち時間がないベストな時間帯だと言えます。
ここからは、実際に入館するまでの流れを説明します。敷地内まで来ると、まずセキュリティーで荷物検査を受けます。空港での荷物検査と同じようにゲートがあり、荷物は別に検査されます。スマートフォンに関しては、専用のトレイに入れて、ゲートを超えた時点でピックアップできます。
ここでの検査を終え、少し進むと左手にスカーフを販売するお店があります。モスクに入館する際は、女性は髪を覆う必要があるため、必要な方はこちらで購入しましょう。2023年10月現在は、不織布のスカーフが20TLで販売されています。こちらは嵩張らないので、ひとつ持っておくと市内でモスク巡りを行う際に便利です。
スカーフを入手したら、あとは人の流れに沿って入館します。モスク内は土足禁止ですので、靴を抜いて下駄箱にしまったらあとは、自由に館内での見学が可能です。
アヤソフィアの見どころは、何と言ってもキリスト教とイスラム教の両方の芸術が一度に見られるその内装になります。1995年に訪れた時は、2階部分までアクセスできたのを覚えていましたが、現在は一階部分からのみ見学が可能です。正面祭壇の天井部分に描かれているキリストと聖母マリアの像は、現在白い布で覆われており見えないようになっています。
ただし、それでも高い天井と大きなドーム、繊細な模様など見どころ満載です。こちらの見学を終えたら、真隣にあるブルーモスクの見学も行いましょう。