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IWC、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(1984年設立の世界で最も権威あるブラインドテイスティング審査会のひとつ)が今年スペインでもっとも優れたワインバーに選んだのは、以前ここでもご紹介したことがあるバレンシアのCasa Montaña/カサ・モンターニャでした。
カサ・モンターニャがあるのは、昔は漁師の町として賑わった海沿いのカバニャル地区。低層の古い家が立ち並び、20年ほど前は薬物中毒者や売春婦などが目立つ怪しい地域で、再開発計画の対象になっていました。結局ほんの一部を再開発しただけで計画は消え、最近ではおしゃれなバルやレストランがオープンして注目されています。
カサ・モンターニャはなんと創業は1836年!! 日本は江戸時代で、ちょうど坂本龍馬が生まれた年です。正面から入ってすぐのバルスペースは古き良きスペインの雰囲気そのままで、歴史を感じさせます。
地元の食材を使ったタパスが豊富で味もよく、なによりもワインの品揃えが抜群なのです。このワインの品揃えやワイン文化の普及に多いに貢献していることが受賞の決め手になったことでしょう。このお店はワインの試飲会やセミナーなどのイベントにも使われているのです。もちろんワインの世界に精通したソムリエも何人か働いています。
ミシュランガイドやトリップアドバイザーに掲載されるようになり観光客が増え、予約必須のお店になってしまいましたが、ぜひ行っていただきたいバルです。バレンシアにお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください。