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すっかり気温も下がり日が落ちるのも早く、曇り空や雨が続くドイツは秋真っ只中です! いよいよ今月末からはクリスマスマーケットが始まり本格的な冬に入る前に、前々から気になっていた、ボン(Bonn)にある「ドラゴン城」と呼ばれる「Schloss Drachenburg」に小旅行へ行きましたので、ご紹介します。
お城といっても、実はその歴史は19世紀から始まった「Schloss Drachenburg」は数あるドイツの古城に比べ新しく、優雅な印象を受けました。しかし何よりこのお城の凄みを際出せていると感じたのは、その立地です。お城は「7つの山々(Siebengebirge)」と呼ばれる山脈のひとつに位置しています。またこの山脈群は、ドイツの自然保護地区(Naturschutzgebiet)のため、美しい自然に囲まれた山奥に佇むお城としてどこか幻想的な雰囲気を醸し出していました。
さて、このお城「Drachenburg」に行くには、2通りの方法があります。
①レトロな登山鉄道「Drachenfelsbahn」に乗車し、 “Drachenfelsbahn Mittelstation” で下車、徒歩数分
②徒歩でお城までの道を上る(ゆっくり歩いて約30分)※いくつか徒歩ルートあり
私たちは今回犬連れという事もあり敢えて徒歩を選択しましたが、①の登山鉄道は犬も乗車可能です!
お城の敷地内に入場するには入場券が必要です。なお、犬連れの方も城内に入らなければお城の敷地に犬と入場可能(追加料金なし)です。
とても広いお庭や、ライン川が見渡せる美しい景観も見下ろすことができます。
入場券販売所兼ショップには、ドラゴン城というだけにドラゴンにまつわる商品が売られています。なお、こちらでは名物の「Drachenblut(竜の血)」と呼ばれる産地赤ワインも購入可能です。中甘口(halbtrocken)は€9でした。ラベルのイラストがちょっと怖いですが、とても軽やかな味わいでタンニン少なめの果実味豊かな赤ワインでした。
先にお城までの行き方で記載した ②徒歩でお城まで向かう 道中には幾つか売店があり、そのなかのひとつには「Drachenblut」ワインが売られているお店もありました。
そちらでは中辛口だけでなく、「Drachenblut」の辛口(trocken)も€10で購入可能でしたので、ご興味ある方は立ち寄ってみては。※そのほか、白ワインなども売られていました
Bonn生まれの、世界中で愛されているグミメーカーHARIBOに訪れることは、Bonnに立ち寄ったら外せないスポットの一つです。今回私たちは車で訪れたため、郊外のアウトレットショップを訪れましたが、近隣・遠方から電車でBonnへお越しの方はBonn中央駅から徒歩6分ほどのHaribo Storeに訪れたほうがアクセス良好かと思います。
アウトレット店は、一部訳あり商品のHARIBO商品およびMAOAMを割安で購入できるほか、量り売りのコーナーや、HARIBOの雑貨なども販売されていました。
個人的にグミよりもHARIBO雑貨に興味がある私は、エコバッグやラゲッジタグなどを今回購入しましたが、夫は子どものころに食べていたという懐かしの商品を量り売りコーナーで発見したり、お気に入りの商品を沢山購入していました。
短いドイツの秋はもうすぐで終わりそうですが、外に出てオレンジ色や黄色に染まった木々の美しさや、ひやっとした冷たい空気を吸い込みながら、初めて訪れる土地に踏み込むのは、とても充実した気分になりました。
この時期は既に結構寒いですが、この「黄金の秋」を楽しみに外に出て行かれるのもとってもおすすめです、しっかり着込んで出かけましょう!