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近年、北海道産米のおいしさが注目されつつありますが、その北海道産米と北海道産の食材を「釜めし」で楽しめるお店「旬のお料理・釜めし いちえ」へ行きました。
おいしかった「いちえ」の料理をディナーメニューを中心にご紹介します。
目次
「旬のお料理・釜めし いちえ」は、"花のまち"として知られる恵庭市にあります。
現在、北海道有数の花き生産の街でもある恵庭市は、市民が中心になって"花によるまちづくり"をおこなっており、近年は、自宅の庭を一般開放する"オープンガーデン"(期間限定)をはじめ、道と川の駅「花ロードえにわ」や花のテーマパーク「えこりん村」があることでも知られています。
「いちえ」がある恵庭市は、新千歳空港がある千歳市に隣接し、新千歳空港から車で約25分でアクセス。
「いちえ」は、新千歳空港からレンタカーでドライブする途中に立ち寄るにも適した立地のお店です。
メニューは、自慢の「釜めし」をはじめ、旬の料理、北海道産食材にこだわった一品料理、子ども連れなどファミリーでの食事にも嬉しい「海老とペンネのクリームグラタン」(などの洋食メニュー、スイーツ、アルコール・ノンアルコールのドリンクも充実したラインアップ。
店内は個室スタイルのテーブル席で、イスや掘りごたつスタイルがあり、いずれも落ち着いた雰囲気で食事ができる造りです。
1階の個室は中心にあるパティオ風のスペースを取り囲むように配置され、各個室の大きな窓からパティオが見えるので、解放感があるなかでプライベートに食事を楽しめます。
もちろん、今回のメインは「釜めし」。
「いちえ」は美味しい釜めしのお店として人気がありますが、今回はタイミングが合い、念願のいちえの釜めしを味わうことができました。
まず、メニューを見ると、釜飯の種類の多さに驚きました。
釜飯のみでもざっと30種類近くあり、魚貝中心の釜飯から「恵庭産放牧豚の角煮釜めし」(2,000円)や「道産鶏むね肉と明太釜めし」(2,000円)、ジンギスカンを釜めしで仕立てた「ジンギスカン釜めし」(2,000円)などの肉中心のもの、「いちえごもく釜めし」(1,850円)など、どれも食べてみたくなる食材の組み合わせ。
子どもが好きそうなザンギやハンバーグなどを詰め合わせた「キッズ釜めし」(1,250円)もあります。
お米は恵庭産の「ななつぼし」だそうで、シンプルに釜炊き恵庭産ななつぼしを味わいたい場合には、「銀シャリ釜めし」をオーダーして、お刺身(700円~)や「やまぐち豆腐の麻婆豆腐」(850円)などの一品料理とともに楽しむことも可能です。
おすすめかつ定番メニューの「いちえごもく釜めし」や人気ナンバーワンでホタテ・エビ・カニ・イクラほかの海鮮五目釜めし「いちえ特製釜めし」(2,400円)、「うなぎ釜めし」(2,350円)、個人的に大好きなカニの「花咲蟹釜めし」(2,200円)などと、かなり迷いましたが、最終的にはこの日の第一印象で落ち着きました。
写真(上2枚↑)は、「たこ山菜釜めし」(1,800円)。
北海道の日本海側、稚内にも近い道北の遠別町から直送されるタコと、山菜の釜めしです。
「たこ山菜釜めし」は、やさしい味付けのなかにそれぞれの具材の旨味が感じられ、トビッコとイクラのトッピングが塩味のアクセントになっています。
絶妙な味のバランスがとても美味しい!
遠別町産タコもやわらかく、北海道の特産のひとつ、タコを楽しめるおすすめの釜飯です。
釜飯を味わっていると、近くの個室から「わぁすごい!」(おそらく木蓋を開けたとき)、「おいしいね」「来てよかったね」(ひと口食べたとき)という家族連れの声が聞こえてきて、すでにおいしく食べているこちらもさらに幸せな気分になりました。
実は、いちえの釜飯は、思いがけない味わい方ができ、そのままでいただいてももちろん美味しいのですが、何度も"味変"を楽しめるところも魅力です。
釜飯をオーダーすると、間もなく運ばれてきたのは、写真(↑)のセット。
ポットには出汁、そして刻みのりと、薬味として小ネギ、刻み漬物、わさびのセットです。
そして、こちらは「ほたて釜めし」(2,200円)。
もともとホタテは大好きですが、北海道産ホタテを応援する意味も込めてオーダーしたところ、思いがけないたくさんのホタテの数にテンションが上がります。
"北海道産煮ほたて"がたっぷり入っているほか、錦糸卵にイクラがトッピング。
具材には山菜も入っており、見た目も食べてもボリュームたっぷりです。
お店おすすめの食べ方は、まずは釜飯をそのままで!
釜飯の香りに誘われ、お茶碗によそうとすぐに食べたくなりますが、あとのことを考えて、木蓋をするのを忘れないようにしましょう。
一膳目、ご飯にホタテの旨味がしっかりと浸みこんでいて、とても風味豊か。
ホタテもゴロゴロ入っており、かなり豪華です。
味噌汁がついているので、釜飯とお味噌汁の組み合わせは美味しさのあまり、つい、そのままどんどん食べ進んでしまいそうでしたが、ちょっと小休止。
そしてお店おすすめの手順に従い、二膳目は薬味で。
小ネギの香りとツンとくるわさびがアクセントになり、これもまた美味。
そして三膳目は、刻み漬物をトッピング。
赤く見えているのは「刻み紫蘇ひじき」の漬物です。
酸味が利いて、三膳目ですがまた新たな風味、味わいでいただけます。
最後は、楽しみにしていたひつまぶし風の食べ方"お茶漬け"です!
ポットに入っている「釜めし茶漬け出汁」を薬味などを乗せた釜飯に注ぎます。
刻みのりも加えていただきました!
「釜めし茶漬け」は、出汁で釜飯と薬味に一体感が出て、これもまた異なる風味が楽しめます。
ちなみに、出汁、薬味、漬物はおかわりが自由。
特に終盤は、釜飯ならではの"おこげ"の香ばしさも一緒に味わえて、より香しい風味に。
木蓋を忘れずに閉めていたので、おこげもほどよく蒸らされて、お釜の底からきれいにとれました。
ひとつの釜飯は、お米が1合弱入っているそうで、最初はそれほど食べられないかもしれないと心配していたのですが、心配は杞憂に終わり、気が付けばきれいに完食していました。
釜炊きのご飯は、やはり格別です。
そして、こちらのお店のこだわりでもある"釜めしによく合う米"として、使っている島田農園(恵庭市)の"ななつぼし"がとてもおいしかったです。
当初、釜飯の種類の豊かさに驚きましたが、そのほかの一品料理も種類が豊富です。
今回いただいたのは、「恵庭サーモンの塩レモンマリネ」(850円)。
恵庭の湧き水を使って養殖したサーモンだそうで、よりさわやかな味付けのサーモンマリネは食が進みます。
ほかにもいろいろ食べてみたい一品料理がありましたが、今回はスイーツのために別腹を残しました。
そしていただいた食後のデザート「ICHIEカステラトースト」(550円)。
よく知っているようで、新しい発見があるスイーツです!
お店のおすすめにもなっていましたが、カステラトースト、美味しいです。
もう一品、選べるICHIEコンフィチュールをかけたアイスクリーム(北海道産)。
個人的に大好きなルバーブを使った"苺&ルバーブ"のコンフィチュールを食べたくて、「ICHIEコンフィチュールアイス(500円)もいただきました。
大きめにカットされたルバーブの酸味がミルキーなアイスクリームによく合います。
関連店舗に経験豊富なシェフパティシエがいる「ICHIE Flower &Sweets」があり(恵庭市)、2023年11月24日には、札幌市の地下鉄東西線「新さっぽろ駅」直結した商業施設「サンピアザ」にもスイーツの新店舗「パティスリーICHIE」がオープンしています。
そちらのお店も楽しみです。
釜飯と恵庭サーモン塩レモンマリネでお腹がいっぱいではありましたが、スイーツとブレンドコーヒー(400円)を最後にいただき、満足感いっぱいでお店を後にしました。
新千歳空港、恵庭市界隈をドライブする際などにおすすめです!