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サンノゼー成田間のフライトの選択肢として、筆者の周りで人気が急上昇中のZIPAIR(ジップエア)。ZIPAIRは、JALグループの国際線中長距離格安航空会社(LCC)で、2020年10月より成田ーバンコク線やソウル線が就航し、2022年12月12日から成田ーサンノゼ線、2023年6月2日から成田ーサンフランシスコ線が運行しています。
ZIPAIRの魅力は、何と言ってもその価格です。
成田ーサンノゼ線は、直行便にもかかわらず、片道350ドル程度、往復700ドル程度で航空券を購入することができます。しかし、LCCのため、この価格には座席券のみが反映され、座席指定や荷物の預け入れ、機内食等は含まれていません。
筆者は、この11月にZIPAIRを利用し、日本に一時帰国をしています。
そのときの体験談をご紹介したいと思います。
まず、https://www.zipair.net/jaにアクセスをします。購入の代替の流れは、次のとおりです。
1.路線を選ぶ(筆者の場合、往復でサンノゼ発成田着を選択)
2.人数を選ぶ(筆者の場合、大人(15歳以上1名を選択)
3.行きと帰りの日付を選ぶ
4.行きの座席タイプを選ぶ(エコノミーにあたるスタンダードとビジネスクラスに該当するフルフラットシートから選ぶ)
5.オプションを選ぶ(パッケージを選ばない場合は選ばない場合は、「パッケージを購入しない」と選ぶ)
6.帰りの座席タイプを選ぶ(エコノミーにあたるスタンダードとビジネスクラスに該当するフルフラットシートから選ぶ)
7.オプションを選ぶ(パッケージを選ばない場合は選ばない場合は、「パッケージを購入しない」と選ぶ)
8.パッケージを選ばない場合、個別に、①座席指定、②受託手荷物、③預け入れ荷物の増量等のオプションを個別に追加、購入していく。
ベイエリアに向かう場合、路線は、成田ーサンノゼ線、もしくは成田ーサンフランシスコ線を選んでください。
旅行する人数を選択します。
通常、週末出発の航空券は少し割高な場合がありますが、ZIPAIRではそうでない場合があります。カレンダー全体からご自身の予算や都合にあった日付を選びましょう。
エコノミーにあたるスタンダード(350ドル程度〜)とビジネスクラス(1300ドル程度〜)にあたるフルフラットシートの二種類から、自分の好みの座席を選びます。
大抵、フルフラットシートが早く完売するようです。
オプションの購入では、最初にパッケージ購入の選択肢が表示されます。パッケージを選ばない場合は、「パッケージを購入しない」を選んで次に進みます。
筆者の場合、座席指定や機内食は不要で、預け入れ荷物の依頼や機内持ち込み荷物の増量を必要としたため、パッケージを購入するのは得策ではありませんでした。この場合、必要なサービスを、個別に購入することになります。
①座席指定
パッケージを購入せずに座席指定をする場合、成田からサンノゼでのフライトでは、窓側・通路側前方指定は24.04ドル、中央席は13.74ドル、窓側・通路側後方は18.55ドルが別途加算になります。筆者はまずこのサービスを購入しませんでした。
②機内持ち込み荷物の増量
次に、機内預入荷物の増量です。7キロまでは、無料で機内に持ち込みが可能です。必要な場合、8キロを追加し、15キロまで機内に持ち込むことができます。このサービスを購入する場合、サンノゼ発便では38ドル、成田発便では34.35ドルの加算となります。筆者は、このサービスを、往復分購入しました。
③預け入れ荷物の追加
荷物を預け入れたい場合、このサービスを購入する必要があります。
預け入れ荷物は、30キロまで一律の設定価格になっています。預け入れ荷物一つに付き、サンノゼ発便では54ドル、成田発便では48ドルが加算されます。筆者は、このサービスを、往路は1つ分、帰路は2つ分、購入しました。
④機内食の予約と購入
機内食も追加になります。牛丼、ベジタブルペンネ、冷やしたぬきそば、スパイシーチキンライス等が約9ドル〜10ドルで提供されます。機内で購入することも可能ですが、売り切れで購入できない場合もあります。
なお、セキュリティの後、搭乗口近くにあるコンビニや店舗でお弁当や食事を購入して機内に持ち込むことも可能です。筆者は、このサービスを購入しませんでした。
(この情報は2023年11月時点のものです。それ以外のオプションサービスもありますが、状況は変わる場合があります。ZIPAIRのホームページでのご確認を必ずお願い致します。)
サンノゼから成田へのオプションパッケージは、下記の2種類になります。
Value(事前座席指定・機内食・受託手荷物1個(30キロまで)) 85ドル
Premium(事前座席指定・機内食・受託手荷物1個(30キロまで)・機内持ち込み+8キロ・アメニティセット) 138ドル
筆者の場合、往路のオプション費用(個別購入)は、受託手荷物1個(30キロまで)・機内持ち込み+8キロで、92ドルでした。また、復路のオプション費用(個別購入)は、受託手荷物2個(30キロまで)・機内持ち込み+8キロで、131.34ドルでした。
基本の航空券料金が片道350ドル程度で、総じて、897ドル程度で、サンノゼー成田間の直行便を購入することができました。
例年、日本帰国時には経由便でも一人あたり1400ドル以上で日米往復航空券を購入していた筆者としては、この900ドル未満のお値段は、大変魅力的なものでした。
格安航空券のZIPAIRですが、旅程の変更やキャンセルによる返金は一切できません。
この部分は、くれぐれもご注意くださいますようお願い致します。
次回、実際の搭乗準備からチェックイン、搭乗までの状況をご報告いたします。