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国土の西と南で海に面したポルトガルには新鮮な魚介類がたくさんあります。
西洋人はあまり食べない、なんて思われているタコやアンコウだってポルトガルでは一般的な食材。トマトやオリーブオイル、塩焼きといったシンプルな味付けは日本人の口にも良く合うと言われています。
だけどそんな新鮮な魚介類なら、お刺身やお寿司でも食べてみたい…と思った方に朗報です!先日、2023年の夏に開店したばかりのとっても美味しいお寿司屋さんを発見しました!
日本で働きながら寿司職人を志し、ポルトガルに来て7年目という斉藤さんが店長を務める「蒼」です。
「蒼」があるのは、リスボンで最も賑やかなナイトスポットだと言われる「ピンクストリート」のすぐ近く。最寄駅となるカイス・ド・ソドレ駅から徒歩5分程度です。
けれどもお寿司やさんを探すと迷ってしまうかもしれません。というのも、「蒼」は外から見えず、バー「パライソ(Paraiso)」の壁にひっそりと「鮨 蒼」の看板がかかっているだけだからです。
「え?ここ?」と怯まずに、バーの扉を押してください。
「Museu Erótico de Lisboa(リスボンエロチカ博物館)」から引き継いだ店内のアートにドキドキしちゃうかもしれませんが、バーテンダーに「蒼を予約しているんだけど…」と伝えれば、奥の部屋へと案内してくれるはずです。
蒼はカウンター8席のみの小さなお店です。メニューは基本、17品€ 98,00の「斉藤」と12品€ 68,00の「蒼」という2種類のお任せのみ。アラカルトで追加も可能だそうです。
斉藤さんが、食材の選定からメニューの考案、調理、サービスまで全てを担当します。
私たちは「蒼」をいただきました。江戸前寿司らしく、マグロの漬けはもちろん、熟成させたカワハギ、春子鯛の昆布締め、柚が香る金目鯛の炙りなどなど、その一手間が嬉しい限り。一品一品に丁寧な仕事が施されていく様子をカウンター越しに見ることができるのも魅力でした。
全てお寿司は一貫ずつ、お醤油、塩レモンなどで味付けされていて、そのまま口に入れる形で出してもらえます。
美味しい日本酒や日本のお馴染みビールにウイスキーもありますよ。
要予約です。ぜひ足を運んでみてくださいね。
(提供写真以外の撮影by東リカ)
※撮影写真の掲載許可をいただいています。
※写真の無断転載禁止