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こんにちは。岡山特派員のmamiです。
ひと月前まで夏日もあり、これも残暑か?と思う日もありましたが、12月になるとグッと冷え込み、短い秋が過ぎ去った感じです。建部町の旭川に架かる水色の八幡歩道橋下にある公孫樹(イチョウ)も色づき、葉が舞い落ちています。
ここは、「行こか岡山、戻ろか津山、ここが思案の深渡(ふかわた)し」とうたわれてきた旭川の福渡側(津山藩)です。川をのぞき込むように立つ公孫樹は、ずいぶんと立派でしょう。高さが26㍍、樹齢約180年で岡山市の指定天然記念物です。緑から黄色へのグラデーションに見えるのは
左が公孫樹、右が榎木で、枝葉が絡み合うように立っているからです。どちらも立派な木ですね。
根本にある祠は荒神社(荒神さま)で民間信仰の神様です。
足元にはおびただしい数の銀杏が転がっていました。
陽光に照らされ川面がキラキラ。私が学生の頃は、アユ、ウナギなどを目当てに川の中に入り、腰まで浸かり竿を投げる”釣り天狗”たちで賑わっていましたが、最近はほとんど目にしません。
公孫樹から数十㍍南には前回ご紹介した津山線の鉄橋があります。この辺りの風景も素敵で、秋ではありませんが、特に桜が咲き乱れる季節は圧巻です。
更に、散りぎわの桜吹雪は儚くて幻想的です。味のある煉瓦造りの橋脚は津山線開通時の古いものです。