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12月2日朝の清水寺です。
清水寺は正式名称を「音羽山清水寺(おんわさんきよみずでら)」といい、東山連峰のひとつ、
音羽山の中腹に建つ北法相宗の大本山です。
清水寺は778年に開創されています。
多くの歴史的寺院がある京都のなかでも平安京遷都以前からの歴史を持つ寺院は少なく、
約13万㎡の境内に建ち並ぶ伽藍や碑は国宝や重要文化財に指定されていて、
1994年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。
連日多くの観光客で賑わう清水寺。
年間では約1,000万人以上もの参拝者が訪れるそうですが紅葉の時は、なお更に多くなります。
境内には、北の紅葉谷から錦雲渓まで約1000本のもみじがあり、
全山紅葉の時を迎えています。
まずは「本堂」へと進みます。
本堂は檜皮葺(ひわだぶき)の優美な曲線が美しい「寄棟(よせむね)造り」の屋根と、
釘を使わずに木材同士を巧みに組み合わせて造る「懸造り」(かけづくりと呼ばれる日本古来の
伝統工法が採用された木造建築です。
そして「舞台」は本堂から張り出しているのが特徴で、高さ約13m・面積約190平米もあり、
410枚以上の檜板を敷き詰めて造られています。
ここから見下ろす景色はまさに絶景。
「清水の舞台から飛び降りる」ということわざの由来にもなりました。
境内からは、京の街と京都タワー。
遠くに西山の山並みが見えます。
こちらは、高さ約31メートルの三重塔。
塔は日本に存在する三重塔の中では最大級の建造物で、鮮やかな朱塗りが映えています。
塔内部には大日如来像が祀られていて、極彩色の金剛界曼荼羅や
飛天・龍などが天井や柱に描かれています。
清水の舞台から見下ろす南側の谷は錦雲渓。
錦を織りなすのは、楓と桜の紅葉。
12月初めの今、圧巻の紅葉景色が広がっています。
錦雲渓の向こうに,見えるのは2013年に再建された子安塔。
高さ約15メートルの美しい三重塔です。
寺院北に広がるのは紅葉谷。
境内を巡り、錦雲渓をはさんで見える三重塔。
清水寺は朝六時から参拝出来ますが、今の時期は日の出が遅く、
境内は、山陰になる事から、この朝も朝9時を過ぎてようやく境内に陽がさして来ました。