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12月4日、紅葉ライトアップが行われている東寺へと向かいました。
中ほどに見える大きな桜の木は「不二桜」。
左後方には五重塔。
右側には、金堂・講堂と歴史ある建物が浮かび上がっています。
東寺は日本で最も高い五重塔を持ち、平安京の遺構として唯一残る寺院です。
東寺の歴史は、弘法大師空海が嵯峨天皇に日本で初めて密教寺院を託され、
真言密教の根本道場として栄えました。
瓢箪池(ひょうたんいけ)に五重塔が映っていますが、大きすぎて画面に収まりません。
東寺が建てられたのは平安京遷都後まもない延暦15年(796年)。
奈良から京都へ都が遷された時、都を守る為の国立のお寺として建てられたのが始まりでした。
建造物の多くは、焼失と再建を繰り返して来ましたが、伽藍の配置や寺域は
創建当時と、ほとんど変わってないそうです。
それにしても大きい。
2023年の今、目の前にする五重塔を始めとする建造物。
建てられた当時は、今とは比較にならない程に、
人々の目に映ったのでしょうね。
東寺の五重塔の高さは55m。
日本一の高さを誇ります。
五重塔は、落雷などによって4度焼失しましたが、そのたびに弘法大師空海と同じように、
多くの僧が奔走し五重塔再建という大事業を成し遂げてきました。
いまの五重塔は、寛永21年(1644年)に再建した5代目にあたります。
金堂は、東寺一山の本堂です。
文明18年(1486年)に焼失し、今の堂は豊臣秀頼が発願し慶長8年(1603年)に竣工されています。
日光菩薩・薬師如来・月光菩薩がおられます。
瓢箪池に紅葉が映っています。
この夜は風も無くて水鏡の世界でした。
東寺境内ライトアップのパンフレットには
「花アルトキハ花二酔イ(ヒ) 風アルトキハ 風二酔ウ(フ)」・・・
書家・榊莫山さんの名句が載っていました。
僕は浮かび上がる彩りの夜景に・・・・
「今宵 紅葉二酔フ」・・・そんな思いになりました。
圧巻の東寺境内ライトアップ、12月10日(日)まで行われています。