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●おうちでホットワインを楽しむ際に1点大切な大原則があります●
それは、ワインを鍋 / 電子レンジで温める際に「沸騰させないように温めること」!
ホットワインを沸騰させてしまうと、おいしい味わいの一部が熱で飛んでしまうので、気をつけて温めてくださいね。
可愛らしいクマが自転車に乗ったワインラベルが目印のHANS BAERのワインは、ラインヘッセン地方(Rheinhessen)のワイナリーです。
ラベル買いをしたくなるような可愛さを含んだホットワインシリーズを今年は1本購入。お味はいかに。
このワイナリーからは、ホットワインの【赤・白・ロゼ】のほか、ノンアルコールの「グリュープンシュ(Glühpunsch)」も発売されています。
今回私は赤ワインベースのホットワインを飲んでみました。
味わいは、すっきりとした後味のなかに適度な甘みとクリスマスの雰囲気を感じるスパイスの主張しすぎない配合で、心地よい飲みごたえを感じる一品でした!
個人的に味が気に入ったので、来年はこちらのホットワインシリーズを全種類購入しようと思いました。お値段もお手軽ですし、冬にドイツを訪れた旅行者さんはスーパーで見つけて、日本へのお土産ワインとして購入されるのもいいかもしれません。
ドルンフェルダー(Dornfelder)というブドウの種類は、ドイツ産の品種でこっくりとした深い赤色の色素を持った赤ワインです。クリスマスマーケットでも、よくドルンフェルダーグリューワイン(Dornfelder Glühwein)と書かれて売られています。ドルンフェルダー(Dornfelder)と見かけたら、ドイツでは「赤ワインのブドウの種類」と覚えておくとどこかで役に立つかもしれません。
有名な修道院およびワイン醸造所が併設されるクロスターエーバーバッハ(KLOSTER EBERBACH)はラインガウ地域(Rheingau)の州立ワイナリーです。このワイン地域では主に白ワインの生産が盛んなため、こちらのワイナリーではホットワインは白のみ販売されています。
大人っぽい黒色をベースとしたラベルに光る金色の星のイラストが、上品さと高級感も感じられるようなワインラベルに感じられます。ちょっとしたギフトにもよさそうです。
お味はというと、歴史あるワイナリーが作っているホットワインという印象で、決して甘すぎず、かといって適度な糖度が白ワイン自体の持っている程よい酸味や、柑橘系を思わせる味わいに、ホットワイン特有のスパイスのブレンドと絶妙にマッチしていて、飲みごたえと満足感を与えてくれる印象でした。少しお値段が高めに設定されているのも納得です。
こちらのワイナリーはプファルツ地方(Pfalz)と呼ばれるワイン地域に位置しており、ドイツワイン地域の中でも温暖な気候に位置しているため、白ワインだけでなく赤ワインの生産も盛んにおこなわれています。そのため、ホットワインの種類も【赤・白・ロゼ】と揃っています。面白いと感じたのは、ホームページを見るとこちらのワイナリーは赤ワインのホットワインを3種類生産しており、それぞれ価格も味わいも違う種類を作っているようでした。来年は、このワイナリーのホットワイン飲み比べをしてみたいと思います。
さて、今回はこのワイナリーの白ワインホットワインを購入してみました。
味わいは、甘みが少し多めに感じられますが、ワインがあまり得意ではない、という人にも気軽にホットワインを試してもらえるようなやさしい味わいに感じました。甘みと豊富なスパイスの香りが強く感じられることから、クリスマスの雰囲気をぐっと感じることができる一品だとおもいます。
面白いことに、ホットワインに合わせるのにおすすめの食べものは、シュトレン(Stollen)やスパイスのきいたクリスマスクッキーなどが、ワイナリーのホームページで推奨されています。
甘×甘の組み合わせで、とことん冬の味わいを楽しむのもありですね!
ワイナリーおすすめの食材とともに、次は違う楽しみ方を試してみたいです。
こちらは少し変わり種の商品です。
隣国オーストリアのハーブレモネードドリンクで有名なアルムデュードラー(Almdudler)というメーカーと、ドイツのワイナリーがコラボレーションをして作ったハーブホットワインです。ちなみにドイツ産の商品として販売されています。
アルムデュードラーの商品は32種類のアルプスのハーブが含まれているので、このホットワイン自体もフルーティというよりビターな味わいです。ですが甘さもあり、ハーブと果実酒をベースにしたフルーティさとの相性がいいように感じました。寒い外で飲むとさらに一段と身体に染みるような印象でした。
ホットワインは大体飲み尽くした、という人には新しい刺激になりそうな一品と思います。
市販のホットワインをこれまで紹介してきましたが、自分でホットワインを作ることも可能です。
ホットワインのためのスパイスをそれぞれ買い集めるのが面倒、という方におすすめの商品がありますのでご紹介します。
ドイツのハーブティメーカーとして有名なTEEKANNEという会社が、ホットワイン用のスパイスをティーパックにブレンドした「ホットワインミックス」です。オレンジピール、シナモン、クローブがこのミックスに含まれています。
使い方は簡単。ワイン1本(750ml)と、このティーパックを3つ、また砂糖 大さじ3杯分を鍋に加え、10分間液体が沸騰しないように(72度以下で)温めたら完成、というシンプルな方法で作ることができます。
また、こちらを使用してスパイスのきいたノンアルコールの身体の温まるドリンクApfelpunsch(リンゴパンチ)も作れるとのレシピが箱に記載がありました。(写真参照)
このスパイスミックスがあれば、家にあるどんなワインでもホットワインに変身させることができるので、すごくおすすめです。
さて、無数にあるドイツで市販のホットワインシリーズから、今回はほんの一握りしか紹介できませんでしたが、いかがでしたでしょうか。
ホットワインは主にクリスマスの時期になるとドイツで盛んに登場する飲み物ではありますが、寒く暗いドイツの冬の時期を楽しく乗り越えるのにドイツではマストな飲み物だと思います。
またアルコールが苦手な方も、最近ではノンアルコールのホットワインなども豊富に販売されていますので、ぜひスーパーで探してみてお気に入りのカップで楽しんでくださいね♪