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美術館好きな皆さまにうれしいニュースです。
昨年6月、マドリードに新しい観光スポットが誕生しました。王宮の前にあるアルメリア広場にできた王室コレクションギャラリーです。スペイン王室が5世紀に渡り収集してきた貴重な芸術品およそ650点が展示されています。
ヒエロニムス・ボス、ティツィアーノ、エル・グレコ、リベラ、ベラスケス、カラヴァッジオ、ゴヤなどの絵画や彫刻、タペストリー、武具、楽器、馬車、家具、装飾美術、ドレス類などなどコレクションの種類は多岐に及びます。その多くは一般公開されていなかったり、どこかでひっそりと展示されていたものなのだとか。
なんと、展示内容の3分の1を1年半ごとに入れ替える計画もあるそうです。ということは、まだまだ人目に触れず眠っている芸術作品があるのでしょう。
プラド美術館も王室の絵画コレクションがベースになっていますが、いったいどれだけの芸術品を保有しているのかと驚きますね。さすがはかつて‟太陽の沈まない国”といわれたスペインです。いずれにせよ、一般に公開してくれる作品が増えるのはとてもありがたいですね。
なお、月曜日から木曜日の18:00~20:00は入場無料になります。これまたユーロ高の現在はありがたいことです。また、隣接する王宮とのセット券もあり、本来14ユーロ+14ユーロで28ユーロのところ、24ユーロになります。
マドリードに行かれる際は、ぜひ足をお運びくださいね。