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【ジョージア・ボルジョミ】クリスマスシーズンの到来!

MAO

MAO

ジョージア特派員

更新日
2024年1月17日
公開日
2024年1月17日
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皆様、新年明けましておめでとうございます。

今年は記事を通して、沢山のボルジョミの魅力をお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

年末年始のボルジョミは、クリスマスのウキウキムードが町全体に漂い、イルミネーションでとってもきれいでした。
”クリスマスなんてとっくに過ぎ去り、もうお正月も終わったよ!”と、日本の方は思われると思いますが、ジョージアではクリスマスは先日(1月7日)のできごとなのです。


今日は少し遅くなりましたが、そんなボルジョミのクリスマスの様子を紹介いたします。

お正月明けてからが、クリスマスの本番!

大雪の日のバス停。イルミネーションで飾られている。

ジョージアは、4世紀にキリスト教を国教と採用した、世界で2番目に古いキリスト教国です(最古は隣国アルメニア)。
キリスト教の国家ですが、教派はジョージア正教会であり、ゆえにジョージアにはジョージア正教会特有の文化が多くあります。


クリスマス(შობა:Shoba)も、他キリスト教国と異なる文化のひとつで、ジョージア正教会では前述の通り、1月7日がクリスマスです。これはジョージアがユリウス歴(旧暦)を採用しているからです。

カトリックでは、日本でもお馴染みの”アドベント(降臨節)”という期間がクリスマスの4週間前からあり、イエスキリストの到来を待ち望むことを表すため、アドベントカレンダーやクリスマスツリーを飾ったり、クリスマスカードを送り合うなど、さまざまな準備を行います。
一方、正教会では”大斎(おおものいみ)”という期間がクリスマス前にあり、おもに慈善を心がけながら、禁欲や節制を行いキリストの到来を静かに待ち、心の準備を行う期間と捉えられています。



また正教会では讃美歌ではなく、混声での聖歌が歌われます。ここジョージアは、聖歌を含めたジョージア多声音楽(Georgian polyphonic singing)が、ユネスコ無形文化遺産にも登録されているので、別の機会に紹介できればと思います。

とはいえ、今日の多様化する慣習のなかで、クリスマスツリーやイルミネーションは多くのジョージア人にも好まれており、首都トビリシやここボルジョミでも、カラフルな装飾やオーナメントに彩られた立派なクリスマスツリーを見ることができます。

メインはMerabKostava通りのイルミネーション

ボルジョミのクリスマスツリー

ボルジョミのイルミネーションは、Merab Kostaba通り(მერაბ კოსტავას ქუჩა)にある公園を中心に飾られます。
イルミネーションのライトアップは、12月中旬頃から始まります。
昨年2023年は、12月20日に点灯式があり、点灯開始の20時頃には、市長や行政関係者、地元メディアなど多くの人でにぎわいました。

日々の点灯開始時間は、日が暮れる18時頃からで、クリスマス仕様のモニュメントやフォトスポットも多く公園に並び、いつもと異なる華やかな公園となります。

筆者が公園に訪れた日は、年末の大雪の日で、冬景色がイルミネーションによりさらに輝き、すごく寒い日であったのにも関わらず、友人同士で来た地元の学生や家族連れなどでにぎわっていました。

頭上には星や蝶、天使などのオーナメントが飾られ、雪化粧の木々に映えて、とても幻想的な景色を生み出します。

そしてメインは、公園の入口からいちばん最奥の広場にある高さ12mのクリスマスツリーです。
ボルジョミは小さな町ですが、首都にも負けず劣らずの立派なツリーで、思わずうっとりしてしまいます。

また年始には、コンサートやミニクリスマスマーケットが出展したりと、さらに盛り上がりを見せました。

そり滑りを楽しむ家族
青いライトで幻想的。国立公園故からか、動物のモニュメントが多い。

ほかにもさまざまな場所がフォトスポットに。

前述の公園以外にも、ホテルや、学校前の広場や市民憩いの場所の多くがライトアップされたり、イルミネーションが設置され、ふとしたスーパーへのお買い物も楽しくなるほどです。

ボルジョミは町章やボルジョミウォーターにも描かれている通り、鹿がシンボルの町でもあるので、町の中心にあるTBC銀行横の広場には、鹿のイルミネーションも登場しました!

ボルジョミの町の象徴、鹿。
雪道は寒いようで、道路からすぐ登ってくる猫。

公園を中心に彩られるボルジョミは、大人だけでなく、小さな子供連れまで楽しめるスポットがいっぱいです。
首都トビリシの絢爛豪華なクリスマスムードとは違った、静かでゆったりとしたクリスマスタイムを楽しみたい方は、来年はぜひボルジョミにお立ち寄りください〜。

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