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パリの空の玄関口であるシャルル・ド・ゴール空港。大きく分けて第1〜3にターミナルが分かれ、特に第2ターミナルは、A〜Gにさらに細部化されています。そのなかで最もアクセスが悪いのがターミナル2G。使う際の注意点をまとめました。
シャルル・ド・ゴール空港のターミナル2Gは、おもにフランス国内やEU域内の近距離便が発着します。そのため、日本またはアジアを結ぶ長距離便の旅客にとっては、あまり縁のないターミナルです。しかし、フランス国内や隣国へ飛ぶ際には、使うこともあるかもしれません。
ターミナル2Gを使用する際の注意ポイントは、その遠さです。
タクシーでシャルル・ド・ゴール空港を訪れる場合は、タクシーが直接ターミナル2Gの前で降ろしてくれるためいいのですが、列車やバスなどでシャルル・ド・ゴール空港へいく際は、パリからの列車やバスは直接ターミナル2Gがある建物には到着しません。第2ターミナルのメインビルディングの一部であるターミナル2Fから、ターミナル2Gとの間を周回している無料のシャトルバス(Navette N2)で向かいます。
ターミナル2Fとターミナル2G間は同シャトルバスで約10分。そのため出発ターミナルが2Gの場合は、その移動時間も計算して空港に向かいましょう。5:30〜23:00の時間帯を8分おきのスケジュールで運行されています。
飛行機がパリに来て、ターミナル2Gで降りた時も同様です。パリへ向かう列車やバスに乗るためには、一度ターミナル2Fまで上記のシャトルバスに乗り、そこから空港駅やパリ市内行きの空港バス停へ向かいます。ターミナル2Gを使う際にいつも感じるのは、空港から出るには本当にこの道筋で合っているのか迷っている人の多さ。気持ちはとても分かります。
空港へ向かう際と同様に、空港から出る場合も、ターミナル2Gからだとシャトルバスの乗車時間が加わるため、空港を出るまでの時間は他のターミナルと比べて時間は長くなります。
ターミナル2Gの制限エリア内の待合スペースは、パリ市内にあるリュクサンブール公園をイメージして内装が整えられています。
デザインはパリらしくてとてもよい一方で、同ターミナルは大きくないためショッピングエリアはそれほど充実はしていません。ターミナル建物の入口にパン屋兼カフェが1軒、荷物検査後の制限エリア内にはカフェとレストラン、ショップがあります。
そのため、もし空港内で土産物を探そうと思っているようでしたら、その前に購入しておくことをおすすめします。
食事に関しては、第2ターミナルの空港駅からターミナル2Fの2G行きシャトルバス乗り場までの建物(2F)内に、マクドナルドもあります。手軽に食事を済ませたい人は、ターミナル2Gへ向かう前に食べてしまってもよいかもしれません。
搭乗はボーディングブリッジを使う方式ではなく、駐機場を歩いて搭乗機へ向かいます。ターミナル2Gの特徴をあらかじめ把握して、余裕ある出発・到着を迎えたいですね。