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2016年にユネスコの無形文化遺産に登録された火祭り開催を来月に控え、バレンシアの町には火祭りのムードが漂いはじめています。
2月2日には恒例のニノット展がスタートしました。
ニノットとは、火祭り最終日に燃やすオブジェのまわりに飾られているほぼ等身大の人形のこと。各オブジェを所有する地域の火祭りグループが1体のニノットを選び、それを集めて展示するのがこのニノット展です。
火祭りグループには大人の部と子どもの部があるので、等身大の大きなニノットも子どもの部の小さなニノットもそれぞれ400近く展示されています。その1年の世相を反映したニノットも多く、政治家や王室メンバー、有名なスポーツ選手などの顔を見かけることも。
入場者は、気に入った大人の部のニノットと子どもの部のニノットを1つずつ投票することができます。この一般投票で1位に輝いたニノットは最終日に燃やす前に持ち出され、灰になる代わりに火祭り博物館に展示される栄誉を与えられるのです。ニノット番号を忘れずに控えておいてくださいね。
なお、会期は3月15日までですが、子どもの部の小さなニノットは14日まで。会場は芸術科学都市(Ciudad de las Artes y las Ciencias)にある科学博物館1階です。ぜひ清き一票を投じにお出かけください。