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皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!
まだまだ雪のちらつく日も多いボルジョミですが、日本の皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
タイトルにもある通り、ボルジョミは町の多くの面積を国立公園が占めており、また国立公園でない部分でも、コーカサスの大自然が広がっていることから、古くからさまざまな効能を有するハーブが多く、地元の方々にも重宝され、愛されてきました。
今回は日本では珍しい薬草やハーブも多く並ぶ、ボルジョミのバザールについて紹介します。
ボルジョミの大きなバザールは2ヵ所あると言われており、ひとつはバスステーション裏で町の中心地にあるバザール。
もうひとつは、以前初回記事で少し説明した列車の駅であるボルジョミ駅の前のバザールです。
ボルジョミ駅前のバザールは、中心地のバザールと比較しても商品も少し安いのですが、中心地から歩いて約1時間はかかります。(たくさんの野菜を購入してから歩いて帰るには少し大変……)
今回は皆様にとっても、ボルジョミについてから1番目にする機会の多い、中心地のバザールについてご紹介します。
ちなみに、ボルジョミの一部の大きいスーパーでは夕方6時を過ぎると野菜売り場がチェーンで閉鎖するので、夜野菜が欲しい場合は少し種類が限られます。(ジャガイモや玉ねぎ、トマトなどはある)
そのため、ホステルでお料理がしたいと思ったり、何かハーブを買いたいと思った場合は、午前10時頃から午後6時頃までオープンしているこの中心地のバザールで購入することをオススメします。
ここのバザールは、決して広いわけではないですが、100m弱の直線距離に左右さまざまな店舗が立ち並びます。
みかんばかりを売るお店、ネギや葉物ばかりを売るお店、はちみつや薬草のみのお店、肉を売る店、雑貨を売る店や野菜全般を売るお店など……。
買いにくる客も、自分の御用達のお店がある人もいれば、買う商品でお店を分けている人などさまざまで、いつも多くの人でにぎわっています。
私がこの国ジョージアで好きだなぁと思う文化は、”温州みかん”があることです!
1800年後半に、イタリアからマンダリンの種が持ち込まれ栽培が開始されましたが、土壌に合わず、うまくいかなかったなか、日本から温州みかんが持ち込まれると、ジョージアの気候とも合致し、急速に栽培が広がっていったといわれています。
ジョージアではAjara地方で温州みかんが中心に栽培されており、Ajara地方のBatumiの街では、”みかん祭り”なるものも開催されるとのこと。いつか行ってみたいものです。
親戚が和歌山出身故に、毎年冬になると”こたつみかん”を食べていた私にとっては、そのサイズ、味、すべてにおいておなじみのみかんで、すごく懐かしくもあり、食べている時は、ホッとするひと時です。
こちらでは、そのみかんのことをマンダリニ(მანდარინი/mandarini)といい、マンダリンオレンジを彷彿させますが、日本でよく見るマンダリンオレンジよりも皮は柔らかく、温州みかんそのものです。
みかんの中には、日本のマンダリンオレンジのように皮が硬い種類のみかんも売られていますが、自分で買う際に段ボールのなかから好きなみかんを選別して、購入袋に入れるので、お好みのみかんをお選びくださいね。
"იაპონური უნშიუს "გაქართულებული კლონი" ნოემბრის ნაცვლად ოქტომბერში იკრიფება"
https://kvirispalitra.ge/article/59338-qiaponuri-unshius-qgaqarthulebuli-kloniq-noembris-nacvlad-oqtombershi-ikrifebaq/
さて、先日筆者は体調が優れない日に、同僚からバザールで売っているハーブをすすめられました。
そのハーブは、”ヘリクリサム”(ジョージア語ではნეგო:nego)、もとは地中海原産のキク科の植物で、山の中では、岩場などの、植物が育ちにくそうな場所に生えているため、通称:不死の花と呼ばれています。
ヨーロッパでもハーブティとして飲まれていたりするもので、効能としては超凝固作用があるため、打撲や細胞再生、アンチエイジングなどによく、そしてリラックス効果も非常に高いといわれています(*効果は人によります)
自分も初めて買ってみましたが、リラックスできてとてもよかったです。
ほかにも季節によって、珍しいハーブも多く登場するこのバザール。ボルジョミウォーターを汲んだ後、ボルジョミのハーブを買って帰るのも、オススメです!
今回の記事では、ボルジョミのバザールを紹介しました。
ジョージアの東部に住む友人がボルジョミに来た際、バザールで売ってるお野菜が少し違って面白い!
といっていました。
ジョージアはエリアによっても気候や自然環境も少しずつ異なるので、さまざまな違ったお野菜や果物が楽しめます。買わずとも、バザールを歩くだけでも、地元の人の食生活を垣間見れるので楽しいですよ!