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嵐山エリアの清凉寺に咲く、白梅と河津桜を見に行ってきました。(写真は3月10日撮影)
清凉寺は、嵐山からまっすぐに進んだところにある寺院。
建てられたのは寛和3(987)年。光源氏のモデルとされる源融の山荘跡に建つお寺です。
開放的な境内では、仁王門や多宝塔まわりでは、梅や早咲きの河津桜が咲きます。
また3月後半からは、ソメイヨシノが咲き、一切経蔵の隣ではしだれ桜も咲きます。
仁王門は、本瓦葺きの二階二重門。
初層には室町時代の仁王像、上層には十六羅漢像が祀られています。
仁王門をくぐると正面に本堂、周囲に阿弥陀堂、多宝塔などの
歴史ある建物が見えます。
今、多宝塔の辺りでは、満開の白梅と早咲きの河津桜が咲いています。
多宝塔前には紅梅と白梅があるのですが、紅梅の見頃は終わっていて
白梅は満開です。
そして、こちらは河津桜。
また、河津桜咲く多宝塔の裏には、平安時代初期から前期にかけての貴族、
源氏物語で光源氏の実在モデルの有力候補ともいわれる
源融(みなもとのとおる)の墓があります。
3月に入って、冬に戻ったような気温の京都ですが、
梅と河津桜の競演に、いよいよ春がやって来るんだと実感しました。