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ユネスコの無形文化遺産に登録されているバレンシアの火祭りは、毎年3月に開催されます。火祭りを楽しみたいのであれば、バレンシアに来るのは3月15日~19日にかけて来ないといけません。
最終日19日ににいっせいに燃やされてしまう可燃性のオブジェは、子どもの小さいものは15日の朝までに、大人の大きなものは16日の朝9時までに完成させるというルールがあります。その期限の時間を過ぎると、専門の審査員団が全オブジェをまわり、その年の順位が決まるのです。このオブジェのことは、現地ではfalla(ファヤ)と呼びます。ファヤは製作費に応じて細かい部門に分かれているので、製作費が少ない小さなファヤでもその部門で1位を取ることができます。なかなか公平ですね。
そんなわけで、現在あちらこちらでオブジェを設置しています。高速道路では郊外の工房から運ばれてくる大きなパーツを乗せた大型トラックを見かけることも。
今年はお天気に恵まれ、予報を見てもお祭り中は雨の心配はなさそうです。これが運悪く雨や強風に見舞われると設置作業は大変で、完成前に壊れることもあります。
小さなファヤと大きなファヤを両方合わせると、バレンシア市内に飾られる数はおよそ700!!
完成したファヤを見るのが楽しみです。こちらでもいくつかご紹介したいと思っています。