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【スペイン】バレンシアでは町のあちらこちらで火祭り最終日に燃やすオブジェを設置中

田川 敬子

田川 敬子

スペイン特派員

更新日
2024年3月15日
公開日
2024年3月15日
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ユネスコの無形文化遺産に登録されているバレンシアの火祭りは、毎年3月に開催されます。火祭りを楽しみたいのであれば、バレンシアに来るのは3月15日~19日にかけて来ないといけません。

最終日19日ににいっせいに燃やされてしまう可燃性のオブジェは、子どもの小さいものは15日の朝までに、大人の大きなものは16日の朝9時までに完成させるというルールがあります。その期限の時間を過ぎると、専門の審査員団が全オブジェをまわり、その年の順位が決まるのです。このオブジェのことは、現地ではfalla(ファヤ)と呼びます。ファヤは製作費に応じて細かい部門に分かれているので、製作費が少ない小さなファヤでもその部門で1位を取ることができます。なかなか公平ですね。

そんなわけで、現在あちらこちらでオブジェを設置しています。高速道路では郊外の工房から運ばれてくる大きなパーツを乗せた大型トラックを見かけることも。

今年はお天気に恵まれ、予報を見てもお祭り中は雨の心配はなさそうです。これが運悪く雨や強風に見舞われると設置作業は大変で、完成前に壊れることもあります。

小さなファヤと大きなファヤを両方合わせると、バレンシア市内に飾られる数はおよそ700!!
完成したファヤを見るのが楽しみです。こちらでもいくつかご紹介したいと思っています。

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