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前回の橋巡りの続きになりますが、JR西大寺駅から西大寺観音院へ続く道に架かるのは「大正橋」です。最初に架けられたのが大正時代だったことから名付けられたそうです。西大寺会陽の日だったので、観音院への道標が書かれた横断幕がかかっていました。昔から西大寺駅から観音院へ向かうメインの道路だったと思われます。
「堀川橋」はコンクリートが主体の橋でしたが、「大正橋」は鋳物の手摺でしょうか。軽快なデザインだと思います。
さらに西側を下ると、中国銀行近くに「金光橋」がありました。この橋を見つけた時は、照明が特徴的で目を惹きました。
西川は写真の県道(岡山県道37号西大寺山陽線)の下を東から西へ流れています。この写真の左端に県道が西川を越える「西川橋」(写真では赤い矢印)が見えます。実は、西川橋があまりにも地味で目立たなくて、現地では気がつかなかったのです。そして手前に架かる橋が「昭和橋」です。この橋も味がありますね。
さらに南下すると前回登場した「元町橋」です。この橋の欄干はほとんど鋳物です。この橋には照明がついていませんでした。
「千年橋」も前回登場しましたが、反対方向から撮っています。橋だけでなく町自体がレトロですよね。
雰囲気がよかったので「千年橋」からの西川の流れをフィルターを通して写してみました。ここから先にも橋が架かっていたのですが、「豊国橋」と「地蔵橋」は欄干がガードレール、「荒鍬橋」はフェンス、「境橋」は欄干のないコンクリートを渡しただけの橋でした。
実は西大寺は私が長く勤務した会社のある町でしたが、このようなレトロ橋がいくつもあることを今までまったく知りませんでした。このような風景を認識できたのも特派員として、町の歴史をあらためて調べ歩くことのできた結果だと思いました。