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JR札幌駅・地下鉄札幌駅からほど近いシティホテル「ニューオータニイン札幌」の"Bar Oak Room"が2024年4月から、曜日・時間限定のレコード喫茶「Oak Room」(オークルーム)としてスタート。シックなBar Oak Roomの雰囲気はそのままに、懐かしくも楽しい"レコード喫茶"をご紹介します。
目次
「ニューオータニイン札幌」の地下1階にある「Bar Oak Room」(バーオークルーム)。
訪れてみると、ほのかな灯りが醸し出す落ち着いた大人の雰囲気が、まだ日が高い時間帯にもかかわらず、一瞬のうちに日常の喧騒から離れ、大人な夜の雰囲気も漂う空間へいざないます。
「Bar Oak Room」の設えは、どこを見てもシックながらゴージャス。
壁のレンガや敷き詰められた絨毯、そしてベルベットのソファは統一感がある色調で、ほのかな灯りのなかに一層映えています。
体にほどよくフィットするソファに座ると、居心地のよさを通して調度品の質感が伝わってきます。
「Bar Oak Room」で、2024年4月より、毎週、金曜・土曜日(不定休あり)、12時~16時までの限定で、各週ともジャンルを変えてセレクトした曲をレコードで流す、レコード喫茶「Oak Room」をスタート。
入場料ひとり1500円で、レコードを鑑賞しながらワンドリンクを楽しめます(ドリンク2杯目以降とフードは別途有料)。
昭和の時代を思い起こさせるような空間を贅沢に使ったカウンターは、グランドピアノの周りにしつらえてあり、"音楽"へのオマージュが伝わってくるようです。
この日は70~80年代の邦楽・洋楽のヒット曲がテーマ。
実際にゆったりとしたテーブル席で聴こえてくるレコード曲に耳をすませると、マイケル・ジャクソンの曲や「We Are the World」(1985年)などの洋楽、「CAT’S EYE」(1983年)、「Romanticが止まらない」(1985年)ほあか、昭和を彩る曲が次々と流れてきました。
おしゃべりをしながらくつろいでいましたが、気が付けばいつしか曲を口ずさんでいることも。
さらに昭和世代ともなると、流れてきた曲にまつわる思い出話にも大輪の花が咲き、それまでほとんど忘れていたような記憶も次々とよみがえる走馬灯現象も相次ぎました(個人的感想です)。
最近は、若者の間でも広まっているレコード人気ですが、そのレコードの音にラグジュアリーな環境で浸れるのがレコード喫茶「Oak Room」です。
レコード喫茶の入場料金にはワンドリンク代が含まれています。
ドリンクメニューのラインアップでぜひ飲みたい「ニューオータニイン札幌ブレンドコーヒー」。
プロデュースしたのは、「横井珈琲」。
北海道でのスペシャルティコーヒーの先駆者的存在です。
その横井珈琲がスイーツとの相性を考慮し、レコード喫茶「Oak Room」をイメージしたオリジナルブレンドコーヒーは、まろやかな印象をめざし、ホンジュラス(エルプエンテ)、ニカラグアの深煎り、エチオピア、ペルーをブレンドしているそう(配合・オリジンは変更になる場合あり)。
個人的には、意図通りのまろやかさと、すっきりとしたフレッシュ感も感じる好みの味わいでした。
一方、シックな昭和レトロの空間にぴったりなドリンクも。
「クリームソーダ(メロン)」です。
ぷかりと浮いたアイスクリームとチェリーが郷愁を誘う味ですが、メロンソーダはグラデーションも美しく、ホテルテイストの上品な甘さ。
懐かしくも爽やかなメロンソーダは、グラスのフォルムとも相まって、一瞬、歴史を感じる厳かな気分にさえなりました。
余談ですが、"お冷”まで味わい深いグラスで登場。
美しく並ぶイスを背景に、いつまでも眺めていたくなる美しいグラスにも感動しながら懐かしのレコードサウンドに浸りました。
なお、ドリンクメニュー詳細(2杯目以降は有料)はこちら↓。
こちらは入場料とは別料金のフードメニューのひとつ「昭和風固めのプリン」(550円)。
そういえば、最近のプリンはとろりとやわらかめのプリンが多いことにいまさらながら気づきました。
昭和のプリンといえば、固めの本体にほろ苦いカラメルが定番。
その懐かしい固さをおいしく再現しているのがこちらの「昭和風固めのプリン」です。
味も状態もさらりとしたカラメルが固めプリンとよく合います。
若い方にもぜひ食べて欲しい昭和風スイーツです。
(懐かしいプリンの味に昭和の庶民的スイーツについての話題でも盛り上がりました。)
こちらは令和の人気スイーツが入った「カヌレと本日のパウンドケーキ」(600円)。
カヌレは表面がカリカリ、中はしっとり。
この日のパウンドケーキは、栗がゴロっと入ったぜいたくスイーツでした。
このほかスイーツは「栗最中、バニラアイス添え」(550円)、「フルーツパフェ」(900円)、フードに「ベーグルサンド」(1,350円)があります。
日常からも、令和の時代からもタイムスリップしたような雰囲気と音楽に浸れるレコード喫茶「Oak Room」。
昭和レトロな空間とレトロ映えなスイーツは、しっかり写真に残しておきたい思い出にもなりそうです。
きっとせわしない毎日や忙しい旅の合間に、楽しいプチ贅沢な時間を過ごせると思います。