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「紅枝垂れ桜」を見に平安神宮へと向かいました。(4月13日撮影)
平安神宮の境内へは6:00~17:30までお参りができます。(境内無料)
紅枝垂れ桜は、境内奥の「神苑」に咲いています。
広い境内を神苑へと向かいます。
神苑に来ました。ここからは有料です。
神苑の拝観時間は8:30~17:00。(大人600円・小人300円)
平安神宮・神苑を彩る桜と言えば「紅枝垂れ桜」。
紅枝垂れ桜は、ソメイヨシノが散り始める頃から本格的な見頃を迎えます。
紅枝垂れ桜の正式名称は「八重紅枝垂桜」。
色はうっすらと紅色……花は八重。
八重咲きなので、開花から2週間くらい見頃が続くといわれています。
咲き始め、満開、散り際と、それぞれに風情があり、5分から7分咲きのころに
紅の色が最も濃くなるそうです。
自然に咲く桜は、虫や鳥たちに花粉を運んでもらえるように、上を向いて咲いていますが、
枝垂れ桜は下を向いて咲いています。
それは、人の手で交配され育てられた桜ですから、見る人のお顔に向いて、咲いているようにも見えます。
神苑の「八重紅枝垂桜」は、京都御所の近衛家の邸内にあったものが、
百年の時を越えて、今日にいたっているそうです。
文豪・谷崎潤一郎は、小説『細雪』のなかで、紅枝垂れ桜のことを
「忽ち(たちまち)夕空に ひろがっている紅の雲」と表現し……
「一年待ち続けた」という情緒豊かな言葉で、表わされていました。
平安神宮の神苑は「南神苑・西神苑・中神苑・東神苑」の4つから構成されています。
紅枝垂れ桜が多く咲くのは南神苑と東神苑です。
西神苑・中神苑を経て、紅枝垂れ桜が多く咲く東神苑へと来ました。
ここでは、栖鳳池(せいほういけ)を取り囲むように
紅枝垂れ桜やソメイヨシノが咲き誇っています。
紅枝垂れ桜の奥に見えるのは、東神苑の橋としての役割も兼ねる「泰平閣(たいへいかく)」。
4月13日の京都は、天気もよくてすばらしいお花見日和でした。
僕は、神苑の紅枝垂れ桜は、桜の時期に行われている「紅しだれコンサート」時の夜に桜を見ましたが、
日中に見るのは初めてでした。
日中に見る、紅枝垂れ桜の淡い色の花はとてもきれいでした。