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花暦は桜の季節から次の時へと移りつつあります。
長岡京市の長岡天満宮・八条が池では、キリシマツツジが見頃を迎えています。(4月20日撮影)
長岡天満宮の建つ長岡京市は、都が置かれていた地で、平安京前の10年間は都が置かれていました。
長岡天満宮は、天満宮という名の通り菅原道真公が祀られています。
道真公は 太宰府へ左遷される時 この地に立ち寄り、
「わが魂 長くこの地に とどまるべし」と詠まれています。
キリシマツツジ咲く長岡天満宮の八条が池は、寛永15(1638)年に八条宮智忠親王によって
築造された灌漑用の池です。外周は約1km。
豊かな池を二分する中堤は参道として使われています。
長岡天満宮の「キリシマツツジ」は、樹高が約2.5mあり、推定樹齢は170年前後。
キリシマツツジは、九州の山ツツジとミヤマキリシマを交配して生まれたツツジ。
鮮やかな紅色が映えています。
キリシマツツジは桜と同じく見頃期間が約1週間くらいと、とても短いのが特徴です。
宮司さんのお話では「昨年よりは少し遅いが、ここ最近は例年よりも早く
満開を迎えています。雨に打たれると弱ってしまうので、今の満開のうちに是非ご覧いただきたい」
と話されています。
朝の7時頃に行ったのですが、たくさんの方が来られていました。
こちらの風情ある建物は、明治14年(1881年)創業の筍料理の老舗 「錦水亭」。
長岡天満宮の建つ長岡京市は筍の産地です。
春は朝堀りの、たけのこを使った「たけのこ料理」が楽しめ、
夏・秋・冬には厳選された旬の素材を使った京料理が楽しめます。
見頃を迎えた長岡天満宮・八条が池のキリシマツツジでした。