キーワードで検索
こんにちは。東伯郡琴浦・鳥取特派員「miumiu」です。
今週末からゴールデンウイークに突入し旅行やお出かけを楽しまれる方がおんさるでないかな? 鳥取県各地でも色げなイベントが開催されますけぇお出かけの際はホームページなどでチェケラつかぁさい。ということで、琴浦町(ことうらちょう)にある国指定重要文化財「河本家住宅春の特別公開」が開催されますけぇご紹介します♪
「河本家」は、古くから庄屋を務めた家柄で由緒ある家系で学問に尊んどんさって貴重な古典籍や古文書等が保管されているそうです。また、屋根は茅葺きで箱棟が乗っており、小屋組みは合掌作り。炊事場のかまどの上を壁土で覆った煙返しは防火施設として大変珍しいものなんだそうです。
江戸時代初期〜後期の間に建てられた主屋、離れ、味噌蔵及び米蔵、新蔵、土蔵の5棟。このうち最も古いのが1688年(貞享5年)から残る主屋で、山陰地方の民家で建築年代が明らかものとしては最古なのだそうです。
どんな生活をしとんさっただらぁか? と当時に思いをはせながら各部屋を眺め、建具の素晴らしい造りに見入ってしまいました。建築など詳しくはありませんが、当時の様子を想像しながら眺めるのも楽しいですネ♪
客間の南側と北側との両方に庭があり、南側の庭(写真)は江戸時代中期の様式を残す貴重なもので、梛、金木犀、黐、木斛。また、南天、銀木犀など、庭の七木が現存しているんだそうです。以前、出かけたときにお庭を散策しましたが緑が美しく天気もよく気持ちよかったです。ちなみに、ワタクシは知らんかっただけどお庭で出会った人から梛は「神木」とされとって、なんでも災難よけになると伝えられとるだっていな~って教えてつかりました。
「河本家住宅」特別公開は、春と秋の2回。
春の特別公開テーマは「源氏物語」、資料展示や文化講演会のほか、掛け軸キャラリートークや箏の演奏会など予定されているようです。また、特別公開を通じて「河本家住宅」の歴史や文化に触れられるかと思いますので、鳥取県にお越しの際は、是非お立ち寄りください。みなさんの「鳥取旅」が思い出いっぱいになりますように。