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建部町には、本場の味そのままの生地の薄いミラノピザを召し上がれるお店があります。入り口はこのようにスロープになっています。車いすやベビーカーに優しいお店です。
オーナーシェフのマルコ氏は、ピザ職人として本場イタリアをはじめ、スイス、イギリスで20年以上の経験を持ちます。
注文をした時にピザを投げて遠心力で生地を大きくしていくパフォーマンスを見せてほしいとお願いをしました。
ただ、このパフォーマンスは、お客さんが多くてピザをたくさん焼かなければいけない時には、チャッチャと台の上でピザを広げることもあるので見られないこともあります。
お店の中はゆったりとしています。入り口近くはカウンター席で奥にシートの席があります。マルコさんがピザを焼くことに専念したいのか、面白いことに飲み物は左の自動販売機で買います。 ( *´艸`)
ちょっと、日本人には考えつかない発想だと思いませんか?
「準備できたよ。」と声がかかり、ピザ生地に回転をつけ、高く放り上げます。
投げるたびに、空中でくるくるっとピザ生地が大きくなっていきます。
今度は背中越しに放り上げます。あ、これ動画で撮っていれば良かったなぁ。こんな妙技を見せてもらったのは初めてです。写真を撮らせてとお願をしたからサービスしてくれたのかな?
最後にカメラ目線をくれてどや顔です。
ピザ生地が伸びたら具材をのせて窯で焼くだけです。
「あと3分で焼けるからね。」と声をかけてくださいました。「Grazie。」
持ち帰りでお願いしたので、箱に詰めてくださり「Grazie ♡ ありがとう」と書いてありました。こういうサービスってうれしいですね。
お店の場所は国道53号線沿いで、南から北上するとイタリアの国旗と看板がよく目立ちます。ただ、津山方面から来ると看板を見落とさないよう注意しないと通り過ぎてしまうかもしれません。
お天気もいいのでお店の近くにある旭川の河川敷でピクニック気分でいただきます。実はここで「ピッツリア マル屋」のピザを広げて食べている人を時々見かけます。カラッと晴れた初夏の風をうけながらピザを頬張るというのは、ある意味最高に贅沢な時間だと思います。
「サルシッチャピザ Lサイズ」です。
サルシッチャというのはイタリア語で「腸詰め」という意味です。加熱していない生ソーセージで、中に入るハーブとスパイスの種類で香りがずいぶんと変わります。初めて「ピッツリア マル屋」に来た時にマルコさんの奥様にすすめられて食べた時は、普段味わう事のないスパイスの香りに異国情緒を感じましたが、この日のサルシャッチャは日本向けのクセのないスパイス類でした。ただ、塩気はしっかりと感じます。常時40種類もあるのであれこれ食べ比べるのが楽しいと思います。
まだ、熱々なので火傷をしないように風に当てていただきます。(笑)
夫は塩気が多いことを指摘し、紹介するなら王道のマルゲリータのほうが万人向けだといいます。参考にしてくださいね。他には4種のチーズピザというのもおすすめです。ボリュームがありますが、チーズの旨味とその塩気だけというシンプルながら、とっても美味しいピザです。