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5月18日の朝、東山「八坂の塔」(法観寺)の辺りを散策して来ました。
東大路通りから八坂通へと入ると、46mの八坂の塔が現れます。
狭い石畳の道の奥に凛として建つ姿は何度見ても格別です。
八坂の塔の正式名称は、法観寺です。
八坂の塔の歴史は古く、飛鳥時代に聖徳太子が建てた日本最初の五重塔といわれています。
その後、八坂の塔は戦いや落雷で三度焼失。
現在の塔は、室町将軍の足利義教によって1440年に再建され今に至っています。
八坂の塔は、江戸時代初期にも観光の名所だったらしく、当時の名所案内には
絵入りで紹介されていたそうです。
八坂の塔が建つこの一帯は、坂道の多い所です。
八坂という地名も、この辺りにあった8つの坂に由来するとか。
そう言えば、清水寺への参道は「清水坂」。
清水焼のお店が軒を連ねる所は「ちゃわん坂」。
そして、一年坂(一念坂)、二年坂(二寧坂)三年坂(産寧坂)。
とにかく坂道が多いです。
八坂の塔から坂道を上がって、二年坂そして三年坂へと向かいます。
春の日、三年坂の中ほどにある古木の桜の木が倒れて
ニュースになりました。
坂道に枝垂れる美しい桜の木でしたが残念です。
今は、こんな感じです。
三年坂を上がり、今度は坂道を下がり住宅街を抜けて
八坂の塔へと歩きます。
暫く歩くと、八坂の塔が近くなってきました。
朝の東山散策でした。